「ご」

囲碁の戦術について

囲碁用語「ごまかし手」とは?

-ごまかし手の種類- 囲碁用語の「ごまかし手」とは、相手を欺くような意図的な打ち手を指します。その種類は、大きく2つに分けられます。 1つは、「コウ」です。コウとは、連続して同じ場所を取ることで、相手が石を取れなくなる状態です。相手がコウを避けて他の場所に打てば、自分の石を安全に取ることができます。 もう1つは、「ダメヅマリ」です。ダメヅマリとは、相手の石が取りたい空点を塞いでしまう打ち手です。相手がダメを塞げば、自分の石を取り返すことができますし、相手が別の空点に逃げれば、新たなダメを作るチャンスが生まれます。
囲碁の慣用句について

囲碁上達の秘訣【コボレとは】

コボレとは? 囲碁において「コボレ」とは、相手が打った石に隣接しているのに、取り損ねてしまうことを指します。囲碁では、相手の石を2つ以上挟むと、挟まれた石は取り除かれます。しかし、挟む石が1つしかなく、相手の石が3つ以上繋がっている場合、挟んだ石は取り損ねてしまいます。これが「コボレ」です。コボレを失うと、相手の石の勢力が拡大し、自陣が弱体化してしまうので、囲碁ではコボレを防ぐことが非常に重要になります。
囲碁の慣用句について

囲碁の棋家とは?その種類と特徴を解説

棋家のランク 囲碁界では、棋力の高い順に順位が付けられています。このランクは棋士の能力を反映しており、昇段や降段によって変動します。棋家のランクは大きく分けて「段位」「タイトル」の2種類があります。 段位は、初段から十段までの11段階から構成されています。初段は最も低いランクで、十段が最も高いランクです。棋士の段位は、公式戦の結果や昇段試験の合格によって上がっていきます。タイトルは、棋士が獲得できる最高峰の栄誉です。タイトル戦で優勝すると、そのタイトルを獲得することができます。現在、囲碁界では7つのタイトルが制定されており、タイトルホルダーは「棋士」とは別の「棋聖」「名人」などの称号が与えられます。
その他の用語

駒師の世界〜将棋駒の匠たち

駒師の役割と責任 将棋駒職人は、将棋を指すために欠かせない将棋駒を製作する職人です。駒師の役割は単なる製品作りにとどまらず、将棋の歴史と伝統を受け継ぎ、その文化を後世に伝えることにあります。駒師は、木材の選定から駒の彫り込み、仕上げまで全ての工程を手作業で行い、緻密で芸術的な作品を生み出します。 また、駒師には高い責任が課せられています。駒は将棋において戦略的な役割を果たす重要な道具であり、駒のバランスや重さがほんの少し異なるだけでゲームの流れを左右する可能性があります。そのため、駒師は精巧かつ正確な駒を製作することが求められ、その出来栄えが対局の公正さに影響を与えます。さらに、駒師は棋士や愛好家の要望にも応えることが求められ、将棋の文化と美意識の向上に貢献しています。
囲碁の用語について

囲碁の基本用語「コウ材」について

囲碁の基本用語「コウ材」は、互いに同色の1子目を captureし合う特殊な局面において登場します。コウの争いにおいては、特定の要件が満たされている必要があります。 コウの争いの要件 1. -交点の占有-コウ材となる交点が、相手の石によって占有されていないこと。 2. -孤立点-コウ材が他の自陣の石から孤立していて、相手がそれを1手で capture できないこと。 3. -相手の進行妨害-コウ材を capture すると、相手が重要な手を進められなくなったり、コウの争いで有利になったりする状況。 4. -石の交換-コウ材を capture した場合、自陣の石と同量の相手の石を capture できること。
囲碁の用語について

囲碁の棋家:知っておきたい用語と仕組み

棋家の定義囲碁の競技で認定されたプロの競技者。日本棋院、関西棋院、中日棋院の3つの主要棋院によって認定されます。 棋家の種類棋家はランクに応じていくつかの種類に分けられます。最高ランクは九段で、棋聖や名人などの称号も与えられます。それ以下のランクとして八段、七段、六段、五段、四段、三段、二段、初段があります。棋士はランクに応じて昇段や降段が行われます。
将棋のルールについて

駒柱の謎と魅力

-駒柱ができる局面の特長- 駒柱が発生しやすい局面は、特定の特徴があります。駒柱が発生する局面は、相手が自玉の中段から下段にかけて駒を展開していることが多いです。自分の自玉付近に駒が少ないと、相手玉に接近されやすくなります。また、自分の駒が相手の駒よりも少ない場合も、相手から攻めを受けやすいので、駒柱が発生しやすくなります。さらに、駒柱が発生しやすい局面としては、自分の飛車が相手の陣地深くに迫っているときなどがあります。相手の飛車を駒取りするために、自分の飛車を近づけた結果、自玉が相手の攻撃圏内に入る場合です。
将棋のルールについて

将棋の駒の動きの符号略称

将棋の駒の動きの符号略称は、原則的に3文字で構成されています。最初の文字は駒の種類を表し、2文字目は駒の移動方向を表し、最後の文字は駒の利きを表現しています。 駒の種類を表す文字は、歩、香車、桂馬、銀将、飛車、角行、王将のそれぞれを頭文字としています。移動方向は、前、右、左、後ろ、斜めなどの駒の動きを表す言葉に対応した頭文字を使用します。また、利きはなし、利き、取り、両取りの4種類があり、それぞれ0、+、x、#で表現されます。
将棋の慣用句について

将棋用語「コピー将棋」とは?

コピー将棋の定義 コピー将棋とは、ある対局の指し手を別の対局で再現する将棋のテクニックです。つまり、過去の勝局の正確な指し手を再現することで、似たような局面で有利に展開しようとする戦略です。コピー将棋は、同じオープニングで指された対局や、同じ戦型で戦われた対局など、類似した局面で効果的に用いられます。ただし、相手が対策を講じていれば、コピー将棋の効果が薄れる場合もあります。
囲碁の戦術について

囲碁の奥義「凝らせる」を徹底解説!

囲碁の奥義「凝らせる」の意味と狙い 「凝らせる」とは、囲碁の非常に重要な概念であり、戦略的に重要な位置に石を配置し、相手の動きを制限したり、自分の勢力を拡大したりすることを指します。この技法は、相手との対決を有利にし、勝利の可能性を高めるために不可欠です。 凝らせるの基本的な狙いは、相手への圧力をかけることにあります。重要な地点に石を置くことで、相手はそれらを無視したり、簡単に奪取したりすることができず、自分の領土を拡大したり、相手の侵攻を阻害したりするためのスペースを確保できます。さらに、凝らせた石は、連携を形成したり、攻撃や防衛の基盤を提供したりするなど、柔軟に対応できます。
囲碁の手筋について

コウ付き攻め合いの鉄則

囲碁におけるコウ付き攻め合いとは、両者がコウに関係する手合いを互いに繰り返す攻防戦のことを指します。コウとは、相手の石を取ることができず、自らの石も取られる手合いのことです。コウ付き攻め合いでは、どちらのプレイヤーも相手の石を取ろうとしますが、コウのルールに従って、石を取るためには相手にコウを打たせなければなりません。したがって、お互いにコウを繰り返し打ち合うことになり、膠着状態が続きます。
囲碁の慣用句について

囲碁の奥義「凝らせる」を徹底解説!

囲碁における「凝らせる」とは、石と石とを互いにはさむように配置することで、相手の石に脅威を加えるテクニ exchangesです。このはさむ配置を「懸け」と呼び、懸けをかけた石を「凝り石」と呼びます。狙いは、相手にその凝り石を簡単に取られなくすることで、テリを制限し、相手の動きを妨害することです。凝り石が盤面に残れば残るほど、相手の選択肢は狭まり、優位に立つことができます。
将棋のルールについて

将棋の『駒』って?役割や動きを紹介

駒の種類と役割 将棋の駒はそれぞれ独自の役割と動きを持ち、試合の展開に影響を及ぼします。駒の種類は全部で8種類あり、両対局者で同じ駒が16枚ずつあります。 * 前に1マスずつしか進めず、取るときは斜め前に1マス。他の駒に囲まれると動けなくなります。 * 斜め前に2マス進み、その先は横に1マス進みます。駒跳びができ、他の駒に囲まれても動けます。 * 香車前に何マスでも進めます。他の駒を飛び越すことはできません。 * 銀将斜め前に1マス、または横に1マス進めます。駒跳びができ、囲まれても動けます。 * 角行斜めにならびに何マスでも進めます。駒跳びはできません。 * 飛車横にまたは縦に何マスでも進めます。駒跳びはできません。 * 金将横にまたは縦に1マスずつ進めます。駒跳びはできますが、後ろに下がることができません。 * 玉将横にまたは縦に1マスずつ進めます。相手の駒に近づくと詰みとなり、負けになります。
囲碁の用語について

囲碁の奥深い世界:ごまかすの真意

囲碁において「ごまかす」という言葉には、真意があります。これは、単に相手を騙すことを意味するものではなく、より深い戦略的な思考プロセスを指します。ごまかすと、一見有利でない手を打つことで、長期的な優位性を得ることができます。これは、相手を誤った方向に誘導したり、自分の立場を強化したりする手段として使われます。したがって、「ごまかす」ことは、巧みな戦略で相手を出し抜く、熟練した囲碁プレーヤーの特徴なのです。
将棋の競技について

伝説の一戦を高野山で辿る

高野山の決戦とは? 高野山は、紀伊山地に位置する霊峰で、世界遺産にも登録されています。16世紀末、この神聖な山で、天下分け目の決戦が繰り広げられました。豊臣秀吉が率いる大軍が、真田昌幸・信之親子をはじめとする紀州の武将連合軍に挑んだのです。 この戦いは、秀吉の全国統一を決定づける重要な戦いで、両軍合わせて約3万もの兵が激突しました。真田勢は、高野山の険しい地形を巧みに利用して秀吉軍を苦しめましたが、最終的に秀吉の圧倒的な兵力と戦術の前に敗北しました。この戦いは、戦国時代を象徴する激戦として、今も人々の記憶に刻まれています。
囲碁の慣用句について

囲碁の「五目中手」ってなに?

五目中手とは、囲碁において5つの石を連続して並べる手のことです。この手を行うと、相手の石を包み込み、動きを制限することができます。また、自分の盤面の勢力を拡大し、優位に立つことができます。 さらに、五目中手には侵攻阻害効果もあります。一度五目中手が形成されると、相手は自分の石をその中に侵攻することが難しくなります。このため、五目中手は重要なポイントや要所を防衛する手として有効です。 さらに、五目中手は石の連結効果もあります。五目中手を形成することで、周辺の自分の石同士が連結され、盤面の安定性が向上します。このため、五目中手は序盤から中盤にかけて、盤面の基盤を固める手として重要視されています。
将棋の慣用句について

将棋の好手とは?

-好手の定義と種類- 「好手」とは、将棋において、局面を有利にする優れた手と定義されます。好手は単に強い手というだけでなく、局面の性質や相手の狙いを深く考慮して、合理的に導き出された手のことを指します。 好手にはさまざまな種類があり、大きく三つに分類できます。一つ目は「攻めを強化する好手」で、相手の玉に迫ったり、駒の協力を得たりして攻勢を強めます。二つ目は「守備を固める好手」で、自身の駒の損失を最小限に抑え、相手の攻撃を封じ込めます。最後の一つは、「陣形を整える好手」で、駒の配置を効率化し、今後の攻防に備えます。
囲碁の用語について

囲碁の用語「棋」の意味

-棋と棊- 囲碁では、「棋」と「棊(ご)」という言葉がしばしば混同されますが、実は異なる意味を持っています。「棋」とは、石を盤面に置く行為を指すのに対し、「棊」は石を盤面から取り除く行為を指します。 「棋」は囲碁において基本的な動作であり、対局の進行局面の形成に大きく影響します。一方、「棊」はより特殊な動作で、石を犠牲にしてより大きな利益を得る場合や、盤面を整理して相手の動きを制約する場合に用いられます。 これらの用語を正しく使い分けることで、囲碁のルールや戦術をより深く理解し、より戦略的なプレイが可能になります。
将棋の手筋について

将棋の奥深い攻防技法『攻防手』

攻防手とは、将棋の対局において、相手から受けた攻撃に対する防御手段として、同時に攻撃を加える技法を指します。つまり、単純に防御するのではなく、相手から受けた駒損や陣形の崩れをきっかけに、逆に相手陣に攻め込み、形勢を逆転させることを狙う戦術です。攻防手は単なる受け身ではなく、攻めと受けの両局面で積極的な局面転換を狙った積極的な対局術なのです。
将棋の戦術について

将棋の要、駒得のすべて

駒得とは、「将棋」というボードゲームにおける重要な概念です。駒得とは、敵の駒を取ったり、相手の駒の動きを制限したりすることによって、自らの立場を優位にすることを指します。駒得を獲得することは、ゲームの勝敗を左右する重要な要素です。 駒得は、単に駒数を増やすだけでなく、駒の質や位置も重要な要素となります。例えば、敵の金将を取って自らの駒にすれば、自らの陣形が強固になり、相手の攻勢を阻止することができます。また、敵の駒の動きを制限することで、相手の攻撃の選択肢を減らすことができます。
囲碁のルールについて

囲碁の特殊ルール「ここせ」徹底解説

囲碁の特殊ルール「ここせ」は、特定の状況で発生するルールです。このルールにより、棋盤上に自分の石が一つもなくなってしまった場合、最後の石を取った相手にもう一度着手を強制させることができます。 「ここせ」による影響は主に2つあります。まず、相手を活性化させる場合です。相手は「ここせ」によって連続して着手できるため、形勢を一気に好転させる可能性があります。逆に、自分自身を窮地に追い込む場合もあります。相手の連続着手を利用して、自分の不利な状況を改善したいと願うがあまり、「ここせ」を使うと、さらに不利な状況に陥る可能性があります。
その他の用語

コレ将(コレカラ将棋ガイド)とは?用語解説

-コレカラ将棋ガイドとは?- コレ将(コレカラ将棋ガイド)は、初心者から中級者向けの将棋情報サイトです。将棋のルールや基本的な戦略、戦法などの解説に加え、プロ棋士の対局や将棋界のニュースなど、幅広い情報を提供しています。 初心者向けには、駒の動かし方や基本的な詰将棋から、駒の価値や定跡などの段階的に学べるコンテンツを用意しています。また、中級者向けには、プロ棋士の対局を分析した解説や、将棋の奥深い戦術や戦略についての記事も充実しています。 コレ将の使命は、将棋をより多くの人に楽しんでもらうことです。初心者でもわかりやすい解説や、将棋の楽しさを伝えるコンテンツで、将棋に興味を持った人や、将棋を始めてみたい人にとって、役立つ情報源となることを目指しています。
囲碁の慣用句について

碁仙の世界:囲碁一筋の風流人

碁仙とは」 囲碁の世界における「碁仙」とは、文字通り囲碁に心血を注ぎ、超越した境地に達した者のことを指します。彼らは、囲碁の美しさや奥深さに魅せられ、ひたすらに腕を磨くことに己の人生を捧げます。碁仙たちは、単なる腕前の強さだけでなく、囲碁の精神性や芸術性を深く理解しています。己の内に静寂と調和を見出すこと、相手を敬い、敬意を持って対局することが彼らの信条です。碁仙は、囲碁を通して己の心身を鍛錬し、人生を豊かにするために囲碁を追求しています。
囲碁のルールについて

囲碁の「ここ取れ」ってどんなルール?

-ここ取れの基本ルール- 囲碁で言う「ここ取り」とは、相手の石を自分の石で囲み、取ることのできるルールです。囲碁のルールの中でも基本的なものと言えます。 相手の石を囲むためには、上下左右の4辺のいずれかに自分の石を置く必要があります。相手の石がすでに他の石で囲まれていれば、さらに自分の石をその周囲に置けば囲むことができます。囲まれた石は「死んだ石」となり、盤上から取り除かれます。 ただし、相手の石の周囲に自分の石を置くことができない場合は囲むことができません。また、囲んだ石が他の石と連結している場合は、その石も「生きる石」となり、取り除くことはできません。したがって、相手の石を確実に囲むには、相手の石が孤立していることが重要です。