囲碁用語「終着」の意味と使い方
-終着のタイミング-
囲碁では、終着とは、もう碁盤上に打てる合法的な手がない状態を指します。終着を迎えるタイミングは、両者がパスを続けて決まります。
ただし、着手義務というルールがあり、正当な理由なくパスすることは許されません。そのため、通常はどちらかが合法的な手を見つけられなくなった場合に、パスを連打して終着へと至ります。
また、終着は自然に訪れる場合もありますが、終盤の駆け引き次第で意図的に終着を早めることも可能です。例えば、相手の石を包囲したり、相手の利き筋を封じたりすることで、相手が打てる合法的な手を減らし、終着を誘導することができます。