囲碁の「方円」とは?その由来と意味
「方円」は囲碁の精神を表す重要な概念であり、「天地自然の調和を囲碁という盤上で再現する」ことを意味します。囲碁の盤面は正方形であり、「方」は天地を象徴しますが、碁石は円形であり、「円」は宇宙を象徴しています。碁盤上で碁石を打つことは、天地宇宙の調和を盤上で表現する行為なのです。
この「方円」の精神は、囲碁の対局中に実践されます。棋士は盤面上のスペースを均衡よく占有し、相手の動きを制限しつつ、自分の陣地を拡大しようとします。このバランスのとれた動きは、天地自然の調和を映し出したものであり、囲碁の真髄なのです。