囲碁の要、「間合い」を極める
囲碁における「間合い」とは、石同士の距離や空間的な関係性のことです。碁盤上の各マス目には、石を置けるかどうかという観点から「実利」と「虚利」があり、盤上の実利を確保したり、相手の虚利を奪ったりすることが囲碁の目標です。そのため、石同士の間合いを適切に保つことは、相手の動きを制限したり、自らの利点を生かしたりするために不可欠です。間合いは、棋士の力量を測る重要な指標の一つでもあり、優れた棋士は盤面全体の間合いを敏感に感じ取り、それを巧みに操って優位にゲームを進めます。