矢倉

将棋の戦術について

居飛車党の戦術と戦型

居飛車党とは将棋において、駒組の中心となる自陣の飛車を最前列に配置して戦う戦法の一派のことです。居飛車党の主な特徴は、飛車を積極的に前線に繰り出し、相手玉将への攻撃を狙うことです。居飛車党は、序盤から中盤にかけての積極的な攻めを得意としており、王将を守るために銀将を最前列に配置して戦う振り飛車党とは対照的です。居飛車党には、振り飛車党に対して堅実な受けを重視する「石田流」や、飛車の力を最大限に発揮する「矢倉」など、さまざまな戦型があります。
将棋の戦術について

将棋用語『左美濃』の解説と用途

左美濃とは、将棋における戦法の一種です。居飛車の駒組みで、左銀を7六、左桂馬を6八に配置するのが特徴です。守りの堅さから、持久戦に強い戦法として知られています。相手が持久戦を仕掛けてきた場合、堅く受けてからジワジワと押し返す展開が得意です。また、飛車や金を活用した急襲も強力な武器となっています。将棋界では、この戦法を得意とする棋士を「左美濃流」と呼び、多くの強豪が愛用しています。
将棋の序盤について

将棋用語『矢倉』入門

矢倉とは何か 将棋の駒の配置において、「矢倉」とは、棋盤の辺に沿って歩を並べ、その次に香車、桂馬、銀将を並べる防御陣のことを指します。これは、攻防に優れた堅固な陣形として知られています。矢倉が形成されると、駒の動きが制限されるため、相手からの急襲を防ぐことができます。また、矢倉の駒を攻め駒として活用することで、攻撃にも転じることができます。矢倉は、初心者だけでなく、プロ棋士も愛用する戦法の一つです。
将棋の戦術について

棋士が使う将棋の用語「B面攻撃」とは何か?

棋士が用いる「B面攻撃」とは、将棋における一段目にのぼった駒に対する逆襲を指す。一段目の駒とは、相手の陣地深くまで入り込んだ駒で、相手の王将など重要な駒の近くで脅威を与える位置にある。 「B面攻撃」の「B」とは、「バックグラウンド」の略で、一段目にのぼった駒が直接的な攻撃対象ではなく、一見すると無害に見えるような駒を指す。しかし、実際には一段目にのぼった駒に対する牽制や妨害を行うことができる重要な駒なのだ。
将棋のルールについて

将棋用語の『囲い』をわかりやすく解説!

-囲いの種類- 囲いには、さまざまな種類があります。代表的な囲いとしては、「美濃囲い」「舟囲い」「矢倉囲い」などがあります。美濃囲いは、横方向に堅く、王将の右上に金銀を配置するのが特徴です。舟囲いは、縦方向に堅く、王将の左右に金銀を並べます。矢倉囲いは、中央に矢倉と呼ばれる縦長の陣形を作り、敵の駒の侵入を防ぎます。 その他にも、「金無垢囲い」「雁木囲い」など、変化に富んだ囲いがあります。各囲いにはそれぞれの特徴があり、局面ごとに適切な囲いを選択することが重要です。
将棋の序盤について

「居飛車」とは?将棋の用語を解説

居飛車の第一の特徴はその盤面配置にあります。銀将と桂馬をそれぞれ中央の筋に配置し、飛車を銀将の後ろに置くのが基本形です。これによって、飛車と角行を互いに連携させ、盤面の中央から攻撃することができます。 居飛車の種類は、その駒組みや戦法によって以下のように分類されます。 * 角換わり 相手の桂馬を千日手にして角行を取る変則的な戦法 * 相掛かり 序盤で飛車を交換する攻め合い主体の戦法 * 四間飛車 飛車を4段目に配置する積極的な攻めを狙う戦法 * 矢倉囲い 自陣を囲いにして敵の攻撃をしのぎ、じっくりと攻める戦法 * 居飛車穴熊 盤面の隅に陣を構え、相手の攻撃に備える堅実な戦法
将棋の戦術について

将棋用語『リフォーム』徹底解説:特徴と実戦での活用方法

リフォームの主な目的と効果 リフォームは、攻め駒をより良い位置に配置し、駒の価値を高めることを目的としています。主な効果としては、以下のようなものが挙げられます。 * -駒の強化-駒をより強力な位置に移すことで、攻撃力・防御力を向上させます。 * -王手回避-王様の周囲の守りを固めたり、王手になりにくい位置に移したりすることで、王手を回避します。 * -敵駒の牽制-攻め駒を敵駒の近くに移すことで、その駒を動かすのを牽制したり、駒の働きを制限したりします。 * -駒得獲得-相手駒を狙い撃ちできる位置に駒を移動することで、駒得を獲得しやすくなります。