相矢倉

将棋の戦術について

将棋の「手厚い」の意味と指し方

-手厚いの意味- 将棋で「手厚い」とは、盤上の特定のポイントまたは駒を確実に守ることを意味します。これは主に、相手の脅威から駒を守るため、また攻撃を仕掛けられにくくするために行われます。手厚い配置は、相手の攻めを牽制したり、自軍の駒を積極的に活用したりするために不可欠です。 例えば、玉将の周りにある駒を多く配置すれば、玉将が攻撃を受けにくくなり、手厚いと言えます。また、要所の駒を他の駒で守ることで、その駒が相手の攻撃から身を守り、有効に機能することができます。
将棋の序盤について

将棋用語『矢倉』入門

矢倉とは何か 将棋の駒の配置において、「矢倉」とは、棋盤の辺に沿って歩を並べ、その次に香車、桂馬、銀将を並べる防御陣のことを指します。これは、攻防に優れた堅固な陣形として知られています。矢倉が形成されると、駒の動きが制限されるため、相手からの急襲を防ぐことができます。また、矢倉の駒を攻め駒として活用することで、攻撃にも転じることができます。矢倉は、初心者だけでなく、プロ棋士も愛用する戦法の一つです。
将棋の戦術について

嘘矢倉の奥義 – 相矢倉と思わせて形勢を逆転させる戦術

-嘘矢倉とは?- 嘘矢倉は、将棋の戦術の一種で、「相矢倉」の布陣に似せながらも、形勢を逆転させることを目的としたものです。相矢倉とは、お互いに矢倉囲いを築いた戦型で、均衡した戦いが繰り広げられます。 しかし、嘘矢倉では、後手番が矢倉囲いの骨組みだけを完成させ、相手の駒の進行を妨害します。一方で、先手番は本物の矢倉囲いを築こうとしますが、後手番の駒が邪魔をして理想的な形にならず、形勢を崩されてしまいます。