相掛かり

将棋の戦術について

居飛車党の戦術と戦型

居飛車党とは将棋において、駒組の中心となる自陣の飛車を最前列に配置して戦う戦法の一派のことです。居飛車党の主な特徴は、飛車を積極的に前線に繰り出し、相手玉将への攻撃を狙うことです。居飛車党は、序盤から中盤にかけての積極的な攻めを得意としており、王将を守るために銀将を最前列に配置して戦う振り飛車党とは対照的です。居飛車党には、振り飛車党に対して堅実な受けを重視する「石田流」や、飛車の力を最大限に発揮する「矢倉」など、さまざまな戦型があります。
将棋の手筋について

将棋用語「縦歩取り」を徹底解説!

-縦歩取りとは?その特徴やメリット- 将棋用語の「縦歩取り」とは、初手で7六歩と歩を突くオープニングのことです。この戦法の特徴は、飛車先を早く開くことで、序盤から積極的に攻めることができます。また、7筋を制圧できるため、相手の飛香の動きを制限できます。 さらに、縦歩取りには以下のようなメリットがあります。 * 居飛車に対して有利に戦える * 先手有利とされている * 攻守のバランスが良い
将棋の序盤について

「居飛車」とは?将棋の用語を解説

居飛車の第一の特徴はその盤面配置にあります。銀将と桂馬をそれぞれ中央の筋に配置し、飛車を銀将の後ろに置くのが基本形です。これによって、飛車と角行を互いに連携させ、盤面の中央から攻撃することができます。 居飛車の種類は、その駒組みや戦法によって以下のように分類されます。 * 角換わり 相手の桂馬を千日手にして角行を取る変則的な戦法 * 相掛かり 序盤で飛車を交換する攻め合い主体の戦法 * 四間飛車 飛車を4段目に配置する積極的な攻めを狙う戦法 * 矢倉囲い 自陣を囲いにして敵の攻撃をしのぎ、じっくりと攻める戦法 * 居飛車穴熊 盤面の隅に陣を構え、相手の攻撃に備える堅実な戦法
将棋の序盤について

千鳥銀とは?ジグザグに進む将棋の用語

千鳥銀の由来は興味深いもので、中世の日本の狩猟方法に関連しています。当時、狩人は千鳥鳥を訓練し、ジグザグに飛びながら獲物を追い立てていました。この手法にヒントを得て、将棋の駒である銀将にジグザグに進むことができる動きが与えられ、「千鳥銀」と名付けられました。千鳥鳥の動きは予測が難しく、獲物を確実に捉えることができました。同様に、将棋においても、千鳥銀は相手の駒の動きを制約し、思わぬ角度から攻撃を仕掛けることができます。