瑪瑙

囲碁の用語について

囲碁の用語「棋」の意味

-棋と棊- 囲碁では、「棋」と「棊(ご)」という言葉がしばしば混同されますが、実は異なる意味を持っています。「棋」とは、石を盤面に置く行為を指すのに対し、「棊」は石を盤面から取り除く行為を指します。 「棋」は囲碁において基本的な動作であり、対局の進行局面の形成に大きく影響します。一方、「棊」はより特殊な動作で、石を犠牲にしてより大きな利益を得る場合や、盤面を整理して相手の動きを制約する場合に用いられます。 これらの用語を正しく使い分けることで、囲碁のルールや戦術をより深く理解し、より戦略的なプレイが可能になります。
その他の用語

正倉院の碁盤:日本最古の碁盤

木画紫檀棊局の特徴 正倉院に収蔵されている木画紫檀棊局は、日本最古の現存する碁盤とされています。紫檀材を使用したもので、棊(こま)と呼ばれる碁石を入れるための容器が四隅に取り付けられているのが特徴です。碁盤の表面には、中国の唐代に流行した花鳥文様が緻密に描かれています。 また、この碁盤は片開き式になっており、折り畳んで持ち運ぶことが可能です。中央に仕切りがあり、碁石や碁笥を収納することができる構造になっています。この碁盤は、平安時代の貴族の間で珍重され、遊び道具というだけでなく、工芸品としても高い評価を受けていました