無理攻め

将棋の戦術について

将棋の『暴れる』ってどんな手?

将棋の『暴れる』とは、相手の駒を質駒(相手の駒より価値の高い駒)で取らずに捨て駒で取るという戦術です。一見、駒損をしてしまう不利な手のように思えますが、『暴れる』にはメリットがいくつかあります。 まず、相手を牽制できます。質駒で取られそうな駒を捨て駒で奪うことで、相手の駒の動きを制限できます。これにより、攻めを緩めたり、自分の駒の防衛を固めたりすることができます。 また、駒の交換を避けられます。質駒で相手の駒を取ると、相手も自分の駒で取り返して駒の交換が行われます。しかし、『暴れる』ことで駒の交換を避けられるため、駒損をしなくて済みます。 さらに、駒が前進できます。捨て駒で相手の駒を取ることで、その駒がいたマスに自分の駒を進めることができます。これにより、陣形を押し上げたり、決め手を迫ったりすることができます。
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将棋の用語『指し過ぎ』の意味と対策

「指し過ぎ」とは、将棋で可能な最善手を指さず、より難しい手順を選択することです。これは、盤面の状況を過小評価し、理論的な手順を重視しすぎることが原因です。 無理筋とは、成功する可能性が非常に低い、または全くない手順です。無理筋は、「歩切れ」や「駒落ち」などの特定の局面で発生する場合があります。指し過ぎをすると、無理筋に走る可能性が高くなり、結果として不利な局面に陥ることがあります。
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将棋の「無理攻め」とは

将棋における「無理攻め」とは、相手の防衛ラインを突破するために、自陣の駒を犠牲にするなどの危険な手段を厭わない攻撃的な戦法です。無理攻めの特徴は、主に以下の3点に集約されます。 まず、相手に大きな損害を与えようと、自陣の駒を果敢に犠牲にします。このため、無理攻めでは、短期的にはデメリットが生じる可能性がありますが、長期的に見れば、それ以上の利益を獲得することを目指します。 次に、攻撃のリズムが非常に速く、相手にとって対応する時間がほとんどありません。相手は、急激な駒損に動揺し、適切な防御策を講じることができなくなる場合が多々あります。 最後に、無理攻めは、相手をパニックに陥らせ、思考力を奪うことを狙っています。相手が冷静に判断できないよう、次々と駒を犠牲にして、相手の頭脳にプレッシャーをかけます。
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将棋用語『無理筋』

無理筋の例 将棋用語における「無理筋」とは、常識外れの手順や手順群のことです。それは、一見すると意味のない手のように見え、相手に大きな損害を与えたり、ゲームの勢いを根本的に変えたりする可能性を秘めています。無理筋の典型的な例としては、以下のようなものがあります。 * 桂馬跳ね 序盤で桂馬を端のマスに跳ねて、一見無駄に見える手。しかし、この手により相手の駒の動きを制限し、後々有利な局面を生み出すことができます。 * 飛車取り 飛車を駒交換の餌にする手。一見すると不利な手に見えますが、相手の駒が飛車を取ると同時に、他の重要な駒を捕らえることができます。 * 角交換 角を駒交換の餌にする手。角は強力な駒ですが、相手の駒を倒すために一時的に角を手放すことで、後々より有利な局面を生み出すことができます。