将棋用語『間に淡路』の解説!
-『間に淡路』の由来-
将棋用語の「間に淡路」は、「二歩」を避けるために、自分の駒が急所にあるときに、間に別の駒を入れて防御する作戦のことです。この由来は、室町時代にさかのぼります。淡路島は、本州と四国の間にある島です。当時、将棋の駒は、現在より大きく重かったため、移動にはかなりの力が必要でした。また、相手陣地に深く侵入すると、孤立する危険性がありました。そこで、二歩を防ぎながら敵陣に侵入するために、「間に淡路」という作戦が考案されました。淡路島のように、自分の駒と相手駒の間に駒を置くことで、両方の駒から攻撃を受けにくくしたのです。これが、「間に淡路」という名前の由来になっています。