将棋の残念棒とは?意味や由来を解説
残念棒の由来
「残念棒」という言葉の由来は、江戸時代まで遡ります。当時、将棋の対局中には「指し直し」「持駒の交換」といったルールがありました。制限時間が設けられておらず、対局が長引くケースもあったのです。対局相手が体力を消耗させるために、定跡から大きく外れて駒を動かしたり、意味のない手を繰り返したりすることがありました。このような手を「残念棒」と呼ぶようになったのです。それが転じて、一般的に「期待通りにならないこと」や「残念な結果」を指すようになりました。