囲碁の用語「取らず三目」とは?
-「取らず三目」の由来-
囲碁用語の「取らず三目」は、相手の石を挟んで取ることができても、あえて取らずに三目を獲得する打ち方のことです。この戦術は、後漢時代の囲碁の名人、董卓(とうたく)に由来しています。
董卓は、相手の石を挟んで取ることができる局面で、敢えて石を取らずに三目を得たと言われています。この戦略が注目され、後に「取らず三目」と呼ばれるようになりました。董卓のこの戦法は、相手の石を取ることで生じる隙を避け、自分の領地を拡大することに重点を置くものでした。