将棋用語『捨てる』の解説
将棋の対局において、駒を意図的に失うことを「捨てる」と呼びます。この戦術は、自陣を守る、敵の攻撃を封じる、有利な駒交換を誘うなど、さまざまな目的で使用されます。
例えば、自陣の駒が敵に狙われている場合、より重要な駒を守るためにあえて弱い駒を捨てて敵の駒の動きを制限します。また、敵が強力な駒を繰り出してきたとき、その駒を自駒で受けるのではなく、あえて駒を捨てて敵の駒の攻撃力を減らします。さらに、駒交換において、敵が自駒の動きを封じる駒を繰り出した場合、自駒を捨てて敵の駒と交換し、自駒の動きを確保することもできます。