捨てる

将棋の戦術について

将棋用語『捨てる』の解説

将棋の対局において、駒を意図的に失うことを「捨てる」と呼びます。この戦術は、自陣を守る敵の攻撃を封じる有利な駒交換を誘うなど、さまざまな目的で使用されます。 例えば、自陣の駒が敵に狙われている場合、より重要な駒を守るためにあえて弱い駒を捨てて敵の駒の動きを制限します。また、敵が強力な駒を繰り出してきたとき、その駒を自駒で受けるのではなく、あえて駒を捨てて敵の駒の攻撃力を減らします。さらに、駒交換において、敵が自駒の動きを封じる駒を繰り出した場合、自駒を捨てて敵の駒と交換し、自駒の動きを確保することもできます。
囲碁の戦術について

囲碁における「捨てる」の戦略的活用

囲碁において、「捨てる」という戦略は、一見不利に見える局面でも勝利へと導くことができます。捨てるとは、一見有利に見える石や地を意図的に放棄することです。この行為には、複数のメリットがあります。 まず、捨てることで相手を惑わすことができます。相手は、捨てられた石や地の価値にこだわり、そちらに注意が向いてしまいます。その間に、あなたは別の場所で着実に優位を築くことができます。また、捨てることで盤上のスペースを確保できます。周囲に石や地のない孤立した石や地は、相手から攻撃されやすい弱点となります。捨てることで、そのような弱点を取り除き、盤面をより安全にすることができます。
囲碁の慣用句について

囲碁の「重い」ってどういう意味?

囲碁において「重い」と呼ばれる石とは、盤面上における力関係において、自陣や相手の陣地の優勢をより強固にする石のことです。具体的には、以下の特徴を備えています。 * 安定している周囲の石に囲まれていたり、石組が堅固であるため、容易に取り除かれない。 * 攻めに利用しやすい相手の石を攻めたり、自陣の領土を広げたりする際に、足掛かりとして利用できる。 * 相手の攻撃に対する抵抗力が高い囲いや石の配置が優れており、相手の侵略を防ぎやすい。