囲碁の知られざる歴史
囲碁の語源は、謎に包まれています。このゲームに関する最古の記録は、中国の殷王朝(紀元前1600~1046年)にまで遡ります。しかし、「囲碁」という言葉自体がいつごろから使われるようになったかは不明です。
一説によると、「囲碁」は「黒く囲む」という意味の中国語「圍棋(wéiqí)」に由来すると言われています。これは、盤上の黒と白の碁石が陣地を囲んでいくゲームの性質を反映しています。
また、囲碁の古代における別名である「手談(てだん)」が、碁盤上の碁石が「手を談じる」ように見えることに由来するという説もあります。しかし、これらの説には確証はなく、囲碁の語源については、依然として研究が続けられています。