方円 – 囲碁の用語を紐解く
方円とは、囲碁の用語で、盤面を「方形」と「円形」に見立てた概念です。 囲碁の盤面は正方形ですが、その対角線を結ぶ線で囲まれた領域が「円」と見なされます。この方と円の2つが、囲碁の盤面を特徴づける基本的な形となっています。
「方」は、地の利や陣地の構築を表し、「円」は、勢力圏や影響力を表します。 方円を巧みにコントロールすることで、盤面に優勢な局面を築くことができます。例えば、自分の陣地を広げる「方」の構築と、相手の勢力圏を制限する「円」の拡大を同時に行うことで、有利な展開を図ります。