古将棋

将棋のルールについて

壮大な棋戦「天竺大将棋」

壮大な棋戦「天竺大将棋」の舞台となるのは、9×9マスで構成された盤面です。駒の種類は、将棋のそれと同様に「歩」「香」「桂」「銀」「金」「角」「飛」「玉」があります。さらに、「天竺」ならではの駒として、「龍王」「龍馬」「麒麟」「鳳凰」を加えた14種類が使用されます。 天竺大将棋は、お互いの陣地の中央に配置された「玉」を相手に取らせることで勝利となります。駒の動きは将棋とは若干異なり、「龍王」は縦横斜め自由自在に動けるなど、より広範な動きが許されています。また、駒同士が衝突した場合、より格下の駒が打ち取られる「駒落ち」のルールが存在します。
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古将棋とは?平安時代から江戸時代ごろまでの将棋

古将棋の特徴は、現代の将棋とは大きく異なるところにあります。駒の数は双方が16枚ずつで、動きも現在とは異なります。飛車の動きは横と斜め前ではなく、わずか1マスだけ斜めに進むことができました。角行の動きは前進と斜め後方への2種類、桂馬は現在と同じく前に2マス、横に1マスにしか移動できませんでした。また、香車は斜めに進まず、前方に3マスまで動かすことができたのです。さらに、歩も斜めではなく前方に1マスのみ進みました。
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室町時代の古将棋『小将棋』ってどんな将棋?

室町時代(1336~1573年)に流行した「小将棋」は、現在の将棋の前身とされる古将棋の一種です。その歴史は古く、平安時代末期(12世紀頃)には「小将棋」という名称が見られますが、その頃は現在の将棋と異なるルールだったと考えられています。 室町時代に入ると、小将棋は現在の将棋とほぼ同じルールが定着します。盤面は7×8マスの56マスで、駒は王将、飛車、角行、金将、銀将、桂馬、香車、歩兵の8種類でした。将棋盤は、現在の将棋と同様に、縦横の交点を格線で区切られていました。
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中将棋の魅力〜室町時代から続く古将棋の世界〜

中将棋とは何か?中将棋は室町時代に誕生した古将棋の一種です。通常の長将棋(将棋盤8×8マス)よりも大きな12×12マスの将棋盤を使用します。駒の数も長将棋の14種類に対して、中将棋では28種類と多く、持ち駒を盤面に戻す「駒戻り」という独特のルールが特徴です。棋力は長将棋と異なるため、中将棋の専用棋戦も開催されており、独自の戦術と戦略が編み出されています。
その他の用語

泰将棋:個性的な駒とルールをもつ古代の将棋

泰将棋の盤面は、通常の将棋の約2.5倍の広さです。81マスではなく、169マスあり、縦横ともに13マスで構成されています。この広大な盤面は、より多様な戦術と戦略を可能にします。 さらに、泰将棋は、通常の将棋の16駒とは対照的に、32駒を使用します。これらの追加の駒には、通常の金将、銀将、歩兵などの駒に加えて、攻守に特化した特殊な駒が含まれています。例えば、「飛牛」は縦横に4マス進め、「角行」は斜めに8マス進むことができます。この多数の駒により、ゲームはより複雑かつ予測不可能なものになります。
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摩訶大々将棋の全てを解説!

摩訶大々将棋とは、盤面に縦横19路の361マスが並ぶ壮大な将棋のバリエーションです。ルールは通常の将棋と似ていますが、駒の種類とその動きが大きく異なっています。金将を除く通常の駒に加えて、独自の特異な駒が81種類も存在しており、それらをどのように動かして戦うかが勝負の要となります。摩訶大々将棋は、その規模と複雑さから「将棋の究極形」とも呼ばれ、将棋愛好家の中でも特に高い人気を誇っています。