下駄を預ける

将棋の慣用句について

将棋用語『首を差し出す』とは?

-『首を差し出す』の意味と定義- 将棋の用語「首を差し出す」は、弱い駒や場所を相手の攻撃範囲に故意に置くことを意味します。これは、相手がその駒や場所を攻撃するのを誘い、別の攻撃のチャンスを作る戦略です。 たとえば、歩を相手の駒の隣に置くと、相手は歩を取ることができます。しかし、その歩を取った瞬間に、その駒のマスが相手の攻撃範囲にさらされます。すると、そのマスに別の駒を置いて攻撃することができます。このように、あえて弱い駒を犠牲にすることで、より大きな利得を得るのが「首を差し出す」の狙いです。
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将棋用語『下手』

駒落ちとは、将棋において、実力差がある場合などに、後手がハンデとして駒を落として対局する方式のことです。この駒落ちでは、「上手」と「下手」の定義が通常の対局とは異なり、ハンデを貰う方が「上手」と呼ばれます。つまり、駒を落とす側は「上手」で、駒をもらう側は「下手」となります。 例えば、先手が飛車を落とす「飛車落ち」の場合、先手が「上手」、後手が「下手」と定義されます。これは、ハンデによって後手が有利になるため、それを調整するために通常とは逆の定義が採用されているのです。駒落ちでは、後手が有利になる分だけ、そのハンデを考慮した戦略や戦法が必要とされます。