ゲタ

囲碁のルールについて

囲碁用語「ハカす」のルーツ

かつての囲碁会所では、入り口に履物を脱ぐための門が設けられていました。この門から脱いだ下駄は、古くは「蹴脱(けと)」と呼ばれ、後に「下駄」と呼ばれるようになりました。下駄は、持ち主を示すために、裏に名前を書いておいたのです。 囲碁会のルールでは、対局時に相手から石を取って自分の石に組み込むことを「ハカす」と呼びます。この「ハカす」という用語は、下駄の「蹴脱」に由来しています。下駄を脱ぐときには、足を上に上げて蹴り上げる動作をします。この動作が、石を組み込む「ハカす」という動作に似ていることから、「ハカす」という用語が生まれたと考えられています。
囲碁の手筋について

囲碁用語「ゲタ」の由来と使い方

囲碁用語としての「ゲタ」は、自分の石の自由を妨害している相手の石のことを指します。この言葉の起源は、相手の石がまるで足枷のように自分の石の動きを阻んでいる様子を表しています。 「ゲタ」という言葉は、実際の木製の履物である下駄に由来しています。下駄は足を地面から持ち上げるために使用されますが、同時に動きを制限します。同様に、囲碁の「ゲタ」は、自分の石の機動性を制限する相手の石を意味します。そのため、囲碁をプレイする際は、「ゲタ」を慎重に処理することが、ゲームを有利に進める上で不可欠となります。