エルモ囲い

将棋の序盤について

将棋用語『陣形・戦法の隠語』

居飛穴(いびしゃあなぐま) 居飛穴は、居飛車(いびしゃ)が序盤から雁木(がんぎ)に組んだ陣形です。雁木とは、二段目の桂馬と香車によって角道と飛車道を塞ぎ、囲いとする形です。居飛穴では、この雁木に陣取り、居飛車穴熊と名付けられました。 居飛穴は、陣頭指揮を司どる金銀を堅く組み、相手玉の攻め筋を遮断します。また、桂馬(けいま)が飛車道を利かせていて、接近してくる相手の駒を牽制することができます。居飛穴は堅固な受けで知られ、なかなか崩すことができません。 しかし、居飛穴には弱点もあります。それは、歩(ふ)を多く消費するため、攻めに転じた際に駒不足になりやすいことと、玉が雁木に囲われているため、相手からの急襲を受けやすいことです。一方、居飛穴は序盤から安定した陣形を築くことができ、攻め駒の損失も少ないので、初心者のうちは使い勝手の良い陣形といえます。
将棋の戦術について

コンピュータ将棋のすべてを徹底解説

コンピュータ将棋とは何か コンピュータ将棋とは、コンピュータが将棋を指すソフトウェアプログラムのことです。将棋のルールに従って、コンピュータが自分で局面を判断し、最善と思われる手を指していきます。コンピュータ将棋は、人間との対局や、他のコンピュータ同士の対局で競われ、棋力の向上や将棋の研究に活用されています。近年では、ディープラーニングなどの技術を活用したコンピュータ将棋が急速に進化し、人間のトップ棋士に匹敵する棋力を獲得するに至っています。これにより、コンピュータ将棋は将棋界に新たな変革をもたらすものとして注目されています。