将棋用語「元気が出てくる」とは?
将棋と囲碁が大好き
先生、「元気が出てくる」という言葉について教えてください。
将棋と囲碁が大好き
「元気が出てくる」は、将棋の用語で、劣勢が続いていたけど、相手がミスと思われる手を指して、互角にもどりそうな雰囲気になることを指すよ。
将棋と囲碁が大好き
なるほど、劣勢の側が言うんですね。
将棋と囲碁が大好き
そうだね。劣勢側が調子を取り戻すことを表現するんだ。
元気が出てくるとは。
「将棋用語の『元気』とは、劣勢が続いているときに、相手の弱い手が現れて、勝負が五分五分になりそうな雰囲気を取り戻し始めることを、劣勢側の立場で表す言葉です。」
『元気が出てくる』が出る状況
「元気が出てくる」が出る状況
将棋の「元気が出てくる」は、自分の有利な局面を表現します。具体的には、以下の状況が発生したときに「元気が出てくる」が使われます。
* -駒得している-相手の駒を多く取っている状態。
* -中央を制している-将棋盤の中央を自陣にしている状態。
* -攻めが優勢-相手の陣地に攻め込んでいる状態。
* -玉の安全が確保されている-自分の玉が安全な位置にいる状態。
これらの状況に当てはまると、プレイヤーは勝勢を獲得し、その局面を打開する自信や意欲が湧いてきます。そのため、「元気が出てくる」という言葉が、有利な状況を表すようになったのです。
『元気が出てくる』の心理的効果
『元気が出てくる』の心理的効果
将棋用語の「元気が出てくる」は、単に元気ややる気が出るという意味ではなく、それ以上の心理的効果を含んでいます。この言葉が意味するのは、「自分でも気づかない潜在的な力を引き出す」というものです。
具体的には、負けが続いたり、苦しい局面に陥ったりすることで、人は無意識的に自信を失い、諦めてしまいがちです。しかし、「元気が出てくる」という言葉を発することで、自分自身に根拠のない自信を植え付け、諦めずに盤面に向かうモチベーションを呼び起こすことができます。このポジティブな自己暗示は、結果的に、実力の向上や、見落としがちな一手を見つけるきっかけにもなります。
『元気が出てくる』を誘う緩手とは?
将棋の世界では、「元気が出てくる」という言葉が使用されます。これは、指し手に対する心理的な効果を指します。相手がミスをしたり、不利な局面に陥ると、自信がつき、より積極的な指し方につながるのが「元気が出てくる」です。
しかし、元気が出てくるのを誘う場合は、意図的に「緩手」と呼ばれる、一見すると不利な指し手をすることがあります。この緩手が相手の油断を誘い、ミスを誘発するのです。緩手自体は一見不利ですが、それによって元気が出て有利を得ることができれば、最終的に勝利に結びつく可能性が高まります。
『元気が出てくる』から逆転勝利へ
將棋用語の「元気が出てくる」は、不利な状況からの巻き返しを意味します。指し手によって劣勢に陥った際、劣勢を覆す手が現れたり、対戦相手のミスによってチャンスが訪れたりすることを指します。このような状況で、対局者は士気が高まり、「元気が出てくる」感覚を味わいます。この士気の高まりが逆転勝利への原動力となり、不利な局面を乗り越えて勝利を手にすることもあるのです。