将棋用語「金気」の解説と使い方
将棋と囲碁が大好き
先生、『金気』っていう将棋用語について教えてください。
将棋と囲碁が大好き
わかりました。『金気』とは、『金銀』を漠然と表現するための用語で、主に駒の価値や将棋盤上の位置を示すときに使われます。
将棋と囲碁が大好き
「価値」と「位置」ですか。
将棋と囲碁が大好き
はい。駒の価値では『金』と『銀』は同等とみなされますし、将棋盤上の位置でも『金』と『銀』はある意味で近い役割を果たします。そのため、『金気』という用語が用いられます。
金気とは。
将棋用語の「金気」というのは、「金銀」と漠然と置き換えて呼ばれる言葉です。
金気の由来と成り立ち
将棋用語「金気」の解説と使い方
-金気の由来と成り立ち-
将棋の「金気」とは、駒の動きを制約する働きがある用語です。その語源は古く、平安時代に成立した「将棋大系図」に「金気」という言葉が登場るのが初出とされています。
当時、金将は「金の精気」を宿した神聖な駒とされており、他の駒よりも強い力を持つ「金力」が備わっていました。この「金力」が他の駒の動きに影響を与えるようになり、それが「金気」と呼ばれるようになったのです。
金気の戦略的活用法
金気の戦略的活用法
金気は、相手の玉に迫り、詰ませるために使用できる強力な駒です。活用するには、次の戦略が有効です。
・-玉周辺の制圧- 金気を玉の近くまで移動させ、詰ませるための足場を築きましょう。
・-敵駒の排除- 玉の周りの敵駒を金気で除去し、詰ませるためのスペースを確保します。
・-詰み筋への誘導- 金気を相手玉に迫らせ、詰み筋を誘導します。
・-横利き活用- 金気の横利きの性質を活用し、敵駒をとりながら玉に迫りましょう。
・-二歩防止- 相手の二歩を防止することで、詰ませるチャンスを逃さないようにします。
金気を戦略的に活用することで、盤上の優位性を得て、勝利に近づけることができます。
金気を使った有名な戦法
金気を使った有名な戦法のひとつに、「銀冠」があります。これは、自陣の駒をすべて自陣後方へ引き、金で作った障壁を作って守る戦法です。金の守備力が強固になるため、相手の攻めを寄せ付けにくくすることができます。
また、金気を利用した雁木も有名です。これは、金を最前列に並べて壁を作り、その後に歩を並べる戦法です。金が駒の動きを制限するため、相手の歩を封じたり、相手の駒の利きを遮ったりすることができます。
さらに、「引きた金」と呼ばれる戦法もあります。これは、通常自陣後方に配置される金を、積極的に前線に繰り出す戦法です。金の強力な守備力を前線で発揮することで、相手の駒の動きを制限したり、自陣の駒を保護したりできます。