将棋用語『ボロっと/ポロっと』の意味
将棋と囲碁が大好き
先生、「ボロっと/ポロっと」ってどういう意味ですか?
将棋と囲碁が大好き
それは、将棋で駒を取る時の用語だよ。片方がもう片方の駒を、手数を使わずに無償で取ることを言うんだ。
将棋と囲碁が大好き
へぇ、無償なんですね。じゃあ、自分の金銀が取られることが多いんですか?
将棋と囲碁が大好き
そうだね。金銀は攻めをガードする役目があるので、相手の攻めに対処する際に取られることが多いんだ。特に金が取られると『ポロっと金』と呼ばれるよ。
ボロっと/ポロっととは。
将棋用語の「ボロっと/ポロっと」とは、駒を「取る」「取られる」場合に使う言葉で、符号と一緒に使われます。盤面のある場所で駒同士がぶつかり、その結果、片方の駒がもう片方の駒を無料で、しかも手間をかけずに取ってしまう、まるで得したかのような状況を表します。取られる駒は香車から飛車までどれでも構いませんが、金や銀が相手の攻撃を防ぐ役目をするため、金や銀が取られる場合に特に使われることが多いです。
『ボロっと/ポロっと』とは何か?
将棋用語の「ボロっと」「ポロっと」とは、自玉に迫る危機に気づかず、不用意に駒を動かすことを指します。この場合の「ボロ」や「ポロ」は、うっかりミスによる駒の損失を表す言葉です。つまり、危機に陥っているにもかかわらず呑気に駒を進めてしまい、そのまま取られてしまうことを意味しています。将棋では、不用意なミスは致命的な敗北につながるため、「ボロっと」「ポロっと」は軽視できない大きな過ちとされています。
『ボロっと/ポロっと』の条件
「ボロっと/ポロっと」の条件
「ボロっと/ポロっと」には、以下の条件が必要です。
1. -自らが認識していなかった悪手を指す- 無意識のうちに思わぬ悪手を指すことが、「ボロっと/ポロっと」の定義です。
2. -気づいた時点で著しい損失になっている- 指した後に手番を譲ってから、悪手に気づいても「ボロっと/ポロっと」にはなりません。また、△と▲が交互に指すため、気づいた時点で軽微な損失であればそれも「ボロっと/ポロっと」に該当しません。
3. -明らかに悪手である- 判断に迷うような手は「ボロっと/ポロっと」とは言えません。相手方の意図を深く読んだり、絶妙なバランスを考慮したりした結果の悪手は、「ボロっと/ポロっと」に当てはまりません。
4. -後からでも防げた悪手である- 考慮不足やミス読みによる悪手であり、事前の読み直しや考える時間があれば防げた悪手に限られます。
『ボロっと/ポロっと』の対象となる駒
『ボロっと/ポロっと』の対象となる駒は、「ボロ」や「ポロ」と呼ばれる種類の駒ではありません。これらの用語は、ある駒が他の駒に「取られそうになる」状態を指します。
具体的には、駒が2マス先に他の駒がいる場合に「ボロ」または「ポロ」の状態になります。つまり、その駒が1マス前へ動けば、相手の駒に取られてしまうのです。この状態は、駒が敵の駒に囲まれ、逃げ場がほとんどないことを表します。
『ボロっと/ポロっと』の金銀への影響
『ボロっと/ポロっと』の金銀への影響
「ボロっと/ポロっと」は、玉を遊ばせることで自陣に駒を配置する指し手を指します。この配置により、金銀が敵陣深くまで侵入しやすくなるという特徴があります。金は歩を守る働きが強い駒ですが、「ボロっと/ポロっと」によって敵陣に潜り込むことで、相手玉の詰め筋を牽制できます。また、銀も足の速さを生かして相手の桂馬を牽制したり、相手の金を駒取りしたりできます。このように、「ボロっと/ポロっと」は金銀の働きを強化し、敵陣への攻めを活性化する効果があります。
『ボロっと/ポロっと』の戦術的意義
将棋用語における『ボロっと/ポロっと』の戦術的意義
『ボロっと』や『ポロっと』は、一見軽微なミスに見えるかもしれませんが、戦術的には重要な意味を持ちます。これらのミスは、巧妙に仕組まれたわなや思わぬ展開につながる可能性があります。例えば、歩を不用意に打つことで、相手の駒が動きやすくなり、思わぬ攻撃を受けることがあります。また、重要な駒をわずかに動かすことで、相手に攻撃の機会を与えてしまう危険性があります。したがって、将棋では『ボロっと/ポロっと』なミスを避けることが非常に重要であり、常に盤面の状況を意識し、慎重に指すことが求められます。