将棋の用語『並』とは?その意味と特徴を解説
将棋と囲碁が大好き
先生、『並(ならび)』っていう将棋の用語の意味を教えてください。
将棋と囲碁が大好き
『並』とは、大抵の人が候補にするような、特別に意外性のない有望な手を指す言葉だよ。
将棋と囲碁が大好き
一見良さそうな手を深く考えずに、安直に選ぶ感じですか?
将棋と囲碁が大好き
まさにその通り。俗手や平凡な手と近い意味合いがあるけれど、『並』には「それなりに妥当だろう」という手の良否の評価が加わっているんだ。
並とは。
将棋の「並」とは、多くの人が候補にする、目新しさのないけれど有望な手のことです。一見よさそうに見えて、深く考えずに簡単に採用してしまうような手です。
「俗手」「凡手」「平凡」「わかりやすい手」「普通の手」「素直な手」「自然な手」といった言葉とも似ていますが、「まあまあ良さそう」という評価のニュアンスを含んでいます。局面によっては並の手が最善手になることもあれば、わずかに形勢を悪くする手になることもあります。
並の定義
-並の定義-
将棋の「並」とは、棋力がアマチュア初級者から中級者程度レベルを指す用語です。具体的には、日本将棋連盟の級位制では5級から2級までを並と呼びます。このレベルでは、基本的な駒の動かし方や戦法を理解し、簡単な詰将棋や寄せの技を習得しています。また、序盤から中盤にかけての指し手の選択肢をある程度理解しており、終盤の基本的な手順もこなせます。ただし、まだ詰めや寄せの正確性や、局面全体を見通す力に課題があります。
並の手の特徴
並の手の特徴
並の手は、一般的な指し手で、基本的な戦術や駒の動かし方にもとづいています。そのため、初心者や中級者でも理解しやすい手です。また、無理なく指せるため、時間管理が容易で、ミスを減らすのに役立ちます。ただし、並の手は、目新しさや独創性に欠けるため、上級者同士の勝負では、より高度な作戦や戦術が求められます。
並の手の利点と欠点
並の手の利点とは、まずその安定性にあります。定跡に従った手は、一般的には堅実とされており、大きなミスにつながる可能性が低くなります。また、並の手は広く知られているため、相手がその後の展開を予想しやすいという利点もあります。この予測可能性は、心理的な圧力を相手にかけることができ、ミスを誘発する可能性があります。
一方、並の手の欠点は、その予測可能性にあります。相手がその後の展開を予想しやすいということは、相手が自分の戦略を調整し、不利な展開を回避できることを意味します。さらに、並の手は創造性に欠けるため、独創的で意外な手を指す相手に対して不利となる場合があります。
並の手と他の類似用語との違い
将棋の用語「並」は、指し手の評価を表す言葉です。その意味するところは、「局面において選択できる複数の候補手のうち、平均的な質の手」ということです。つまり、最善手でもなければ最劣手でもない、一般的なレベルの手を指します。
この「並」という表現は、他の類似用語とも関連しています。例えば、「凡手」は「並」よりも明らかに劣る手、「好手」は「並」よりも優れた手を表します。また、「妙手」は「好手」をさらに上回る、非常に優れた手を指します。