将棋の必勝手「継ぎ桂」

将棋の必勝手「継ぎ桂」

継ぎ桂とは？

継ぎ桂のメリット

–継ぎ桂のメリット–

継ぎ桂は、将棋における強力な戦術であり、多くのメリットをもたらします。まず、囲いの堅固性を向上させるという点が挙げられます。桂は駒の中で最も動きが制限されていますが、継ぎ桂にすることで相手の駒が攻め込みにくくなり、自玉を安全に守ることができます。

また、継ぎ桂は攻撃力を強化することもできます。継ぎ桂にした桂は、相手陣に潜り込みやすく、相手の駒を牽制したり、王将を詰ませたりできます。さらに、他の駒と連携することで、より強力な攻撃を実現できます。

さらに、継ぎ桂は受けに柔軟性を与えるというメリットもあります。継ぎ桂を相手陣に潜り込ませることで、相手の攻撃に対応しやすくなります。桂馬は左右にしか動けないため、相手の駒が斜めから攻めてきても、継ぎ桂で防御することができます。

このように、継ぎ桂は将棋において非常に有益な戦術です。囲いの堅固性向上、攻撃力の強化、受けの柔軟性といったメリットをもたらし、勝利に大きく貢献します。

継ぎ桂の活用法

-継ぎ桂の活用法-

継ぎ桂とは、桂馬を駒の列を飛び越えて進める指し手です。この戦法は、相手陣地に攻め込むために非常に強力です。継ぎ桂を活用するには、以下の点を考慮する必要があります。

まず、桂馬が攻めたい駒の列の右または左に配置されている必要があります。次に、桂馬が飛び越える駒が相手の駒である必要があります。最後に、桂馬が飛び越えた後に攻撃できる駒が相手側にいないことを確認します。

継ぎ桂は、敵陣に侵入し、相手の駒を攻撃したり、重要なマスを占拠したりするために使用できます。また、相手に脅威を与えたり、防御を突破したりするためにも使用できます。

継ぎ桂対策

継ぎ桂対策

継ぎ桂は強力な攻め筋ですが、対策を講じる方法も数多くあります。最も一般的な方法は桂跳ねです。これは、継ぎ桂の桂を跳ねて攻撃し、その駒の利きを制限することで、継ぎ桂による脅威を軽減します。また、引き角も効果的な対策となります。角を桂の利きから外す位置に引き、継ぎ桂の桂を打ち取ったり、その利きを制限したりすることができます。さらに、金打ちも継ぎ桂を封じ込める手段の一つです。継ぎ桂の桂の利いているところに金駒を打つことで、桂の動きを制限し、攻めを弱めることができます。

実際の継ぎ桂の例

実際の継ぎ桂の例

実戦の中で継ぎ桂が用いられる場面は数多くあります。例えば、以下に有名な例を紹介します。1989年の「竜王戦」第7局で、谷川浩司竜王（当時）と羽生善治九段（当時）が対局した一局です。この対局で、谷川竜王は桂を4六から5五に跳ね、さらに4四に移動させる継ぎ桂を駆使しました。この継ぎ桂によって、羽生九段の玉を脅かし、結果的に谷川竜王の勝利に貢献しました。この継ぎ桂は、「谷川流継ぎ桂」として将棋界では有名になっています。