将棋用語『銀ばさみ』とは?
将棋と囲碁が大好き
先生、「銀ばさみ」って何ですか?
将棋と囲碁が大好き
銀ばさみとは、将棋の手筋の一つで、銀の横に相手の歩がいる状態を指します。この時、銀は斜め後ろに逃げることができず、歩・香・桂などで狙われると逃げ場がない状態になります。
将棋と囲碁が大好き
つまり、銀が相手の歩に挟まれて逃げられない状態ってことですか?
将棋と囲碁が大好き
そうですね。銀ばさみは、銀を孤立させることで相手の攻撃対象にしやすくするテクニックです。
銀ばさみとは。
将棋で「銀ばさみ」とは、相手の歩が銀の横に張り付いているため、銀が斜め後ろに逃げられず、歩や香、桂に取り囲まれて逃げ場がなくなる状況のことです。よく使われる将棋の手順のひとつです。
2. 『銀ばさみ』の活用例
2.「銀ばさみ」の活用例
「銀ばさみ」は、相手の駒を巧みに捕獲するために非常に効果的な戦術です。最も一般的な活用法の1つは、相手の駒を挟み込んで2つの銀で同時に攻撃することです。例えば、歩を銀で挟み込むことで、歩を攻めつつ相手の反撃を阻止することができます。また、「銀ばさみ」は敵の要衝を封鎖したり、自陣の駒を保護したりするのにも役立ちます。例えば、相手の飛車を銀で挟むことで、飛車の動きを制限し、こちらの駒への攻撃を防ぐことができます。
3. 『銀ばさみ』を避ける方法
3. 『銀ばさみ』を避ける方法
『銀ばさみ』に遭遇しないようにするには、いくつかの対策があります。まず重要なのは、自陣の銀を二段目に配置しないことです。二段目に銀があると、相手が角道を開けて『銀ばさみ』を仕掛けやすくなります。また、駒を密に配置し、隙間を作らないことも重要です。駒がバラバラに配置されていると、相手が桂馬や飛車などで容易に駒を取ることができます。さらに、自陣の利きを強化することも有効です。角や飛車を活用して、相手の駒の動きを制限しましょう。
4. 『銀ばさみ』の応用技
4. 『銀ばさみ』の応用技
『銀ばさみ』は、単に二枚の銀を挟むだけではなく、様々な応用技が存在します。例えば、「引銀」は、挟んだ銀のうち後ろに位置する銀を寄せて相手の駒を詰める技です。また、「送り銀」は、挟んだ銀のうち前に位置する銀を進めて相手の駒を攻撃する技があります。さらに、「払い銀」は、挟んだ銀を横にずらして相手の駒を追い払う技です。これらの応用技を駆使することで、『銀ばさみ』の威力はさらに増幅されます。
5. 『銀ばさみ』の歴史と由来
『銀ばさみ』の歴史と由来
「銀ばさみ」という用語の起源は江戸時代後期まで遡ります。当時、将棋家たちは攻めの形を「がたり」と呼んでおり、その中でも「銀」を用いた攻めを「銀がたり」と呼んでいました。やがて、銀が2枚並んで相手の駒を挟み込んで攻撃する形が「銀ばさみ」と呼ばれるようになり、現代まで受け継がれています。
また、「銀ばさみ」という用語が文献に登場するのは、1853年に出版された『象棋図巧』が最初とされています。この書物の中で、「銀ばさみ」は「銀子を2枚並べて相手の駒を挟み撃つ形」として定義されており、その威力が述べられています。