将棋の「クマる」とは?穴熊囲い徹底解説

将棋の「クマる」とは?穴熊囲い徹底解説

将棋と囲碁が大好き

「クマる」って、どういう意味ですか?

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将棋用語で、穴熊囲いという戦法を用いることを指すよ。居飛車穴熊でよく使われるんだ。

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穴熊囲いって何ですか?

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将棋の囲いの一種で、金銀を厚く配置して守りを固める戦法だよ。藤井システムの登場によって、穴熊囲いにならないように指す方法が増えているよ。

クマるとは。

「将棋の『クマる』とは、穴熊囲いを築くことを指します。主に居飛車穴熊で使われますが、藤井システムなどにより、穴熊を完成させない展開が増えたため、対抗する側は穴熊を組ませないように指す戦略が増えています。」

居飛車穴熊の強みと弱点

居飛車穴熊の強みと弱点

居飛車穴熊は、囲いの中で強力な駒である銀と桂を固めきるため、敵の攻撃に対して非常に堅固です。その一方で、駒の動きが制限されるため、攻めの手段が限定的なことが弱点です。また、囲いの外側からの攻撃に弱いという特徴もあり、遠距離から飛車や角で狙われると崩れる危険性があります。

藤井システムの登場による影響

藤井システムの登場による影響

藤井システムの登場によって、将棋の戦型に大きな影響が出ました。このシステムは、序盤から穴熊囲いを採用し、相手を誘導して自陣に組み伏せることが特徴です。藤井システムは、攻撃的な棋風を得意とする若手棋士に人気で、穴熊囲いを採用する棋士が増加しました。この影響で、穴熊囲いを崩す戦法も研究され、将棋界に新たな戦略が誕生しました。

対穴熊側の対策

対穴熊側の対策

対穴熊側の対策

穴熊囲いを崩すには、相手玉の逃げ道を限定し、攻撃の機会を探ることが重要です。一般的な対策としては、次の方法があります。

* 歩交換による金駒の削減 穴熊の守備力は金駒の多さに支えられています。歩交換を仕掛けて金駒の数と交換価値を減らすことで、守備力を弱められます。
* 竜馬の活用 竜馬は穴熊の密集した守備網を突破するのに適した駒です。竜巻攻撃や馬跳ねなどの戦法で、穴熊のバランスを崩すことができます。
* 端攻め 穴熊の守備が厚い中央を避けて、左右どちらかの端から攻める方法です。端を突破すると、穴熊の堅固な守備を崩しやすくなります。
* 駒の誘導 穴熊の駒を誘き出して、その隙に攻撃を仕掛ける方法です。将棋盤上の駒をうまく動かして、相手に駒の動きを強制し、穴熊の守備に乱れを生じさせます。

穴熊囲いを用いた有名対局

穴熊囲いを用いた有名対局

穴熊囲いを巡る有名な対局が数多く存在しています。ひとつは、1973年の第22期王将戦第6局、中原誠vs大内延介戦です。中原が穴熊囲いで持久戦に持ち込み、大内を降して王将位を防衛しました。また、1990年の第50期名人戦第4局、谷川浩司vs南芳一戦では、谷川が穴熊囲いを駆使して史上最年少名人位を獲得しました。近年では、2017年の第75期名人戦第4局、中村太地vs羽生善治戦で、中村が羽生に対して穴熊囲いで勝利し、名人位の奪取に成功しています。

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