将棋の妙技!端歩の突き越しの極意
将棋と囲碁が大好き
先生、『突き越す』の将棋用語を教えてください。
将棋と囲碁が大好き
『突き越す』とは、端歩で相手の駒の利きを遮り、位を取ることだよ。
将棋と囲碁が大好き
位を取るというのは、相手の駒を動けなくするということですか?
将棋と囲碁が大好き
その通り。突き越すことで、相手の駒の動きを制限して、有利な局面を作ることができるんだよ。
突き越すとは。
将棋では、「突き越す」とは、端っこの歩が相手の駒の上を超えて進むことを指します。
突き越しの定義と狙い
突き越しとは、将棋において端歩を前に進め、相手の駒を飛び越えて敵陣に侵入させる技法です。この技は、相手の防御線に穴を開けたり、駒を取ったり、攻めを活性化したりするために用いられます。
突き越しの狙いは、主に以下のとおりです。
* 相手の陣形を崩すことによって、攻め込みやすくする。
* 駒を取ることによって、戦力を削り、優位に立つ。
* 攻め駒を敵陣に送り込むことによって、相手の王様を脅かし、詰ませる可能性を高める。
突き越しが有効な局面
突き越しが有効な局面とは、具体的には以下のような状況が挙げられます。
* -相手の駒が端にいるとき- 例えば、相手の飛車が端の筋にいて動けなくなっている場合など。
* -相手の陣形が崩れているとき- 攻め込まれており、駒の連携が乱れている局面。
* -自陣の駒が優勢なとき- 相手に比べて駒の数が多く、攻撃の糸口を探している局面。
* -敵陣に隙があるとき- 相手が守備が手薄になっており、端からの突破が可能な局面。
* -相手の駒を詰ますことができるとき- 端歩を突き越して、相手の玉に迫り詰めることができる局面。
突き越しの手順とコツ
端歩の突き越し手順
端歩の突き越しを実行するには、次の手順に従います。まず、端歩を1マス前に進めます。次に、相手の駒の利きを遮断するために、その隣の駒を1マス横に動かします。最後に、端歩を元の位置に戻し、相手の駒を利いて突き越します。
突き越しのコツ
端歩の突き越しを成功させるためのコツは、相手がその駒を守るための駒がないことを確認することです。また、相手が端歩をとる代わりに別の駒を動かす可能性があるため、他の駒の利きにも注意する必要があります。さらに、端歩の突き越しには時間がかかる場合があるため、相手が別の駒を動かす時間を与えないように素早く実行することが重要です。
突き越しのメリットとデメリット
突き越しのメリット
端歩の突き越しは、戦況を打開する上で非常に有効な手法とされています。歩を1マス前に進めて敵陣に侵入させることで、相手の駒を牽制したり、敵陣の駒を脅かしたりすることができます。また、端歩を突き越すことで、自陣の陣形に隙を生じさせることなく、攻撃力を高めることができます。
突き越しのデメリット
一方で、端歩を突き越すには、必ずしもメリットばかりではありません。端歩を前に出すことで、相手から狙われやすくなり、場合によっては取り返しのつかない損失につながる可能性があります。また、端歩を突き越すことで、自陣の守りが薄くなるため、相手の攻め込みを受けやすくなります。そのため、端歩を突き越す際には、メリットとデメリットを十分に考慮した上で慎重に判断を下す必要があります。
実戦での突き越し例
さて、ここからは実戦における突き越しの例をご紹介しましょう。後手番の飛車が7七に移動した局面を想定します。このとき、先手は端の歩を6六に突くことで、飛車に対して間接的にプレッシャーをかけることができます。飛車は6六歩の利きを避けるために、7六や8六に移動しなければならず、その結果、他の駒の動きが制限されるのです。さらに、この突き越しによって、先手は7五に歩を打つスペースが生まれ、飛車のさらに強力な攻撃を可能にします。このような絶妙な突き越しにより、先手は後手陣に大きなダメージを与えることができるのです。