妖しい将棋の奥義
将棋と囲碁が大好き
「妖しい」ってどういう意味ですか？
将棋と囲碁が大好き
「妖しい」とは、将棋の手で、意図が明らかではなく、相手を悩ませるような手のことをいいます。わざとそう指す場合と、結果的にそう見える場合の両方が考えられます。
将棋と囲碁が大好き
なるほど、相手の予想を裏かくような手ってことですか？
将棋と囲碁が大好き
そうですね。一見妥当そうに見えても、実は緩手の可能性があったり、ひねりすぎているように見えても、実は巧妙な手である場合もあります。
妖しいとは。
将棋の用語「妖しい」とは、狙いがはっきりせず、相手の思考を混乱させる手のことです。「惑わす手」とも言います。意図的に指される場合もあれば、結果的にそう見える場合もあります。一見まともに見えてもどこか曖昧な印象を与えたり、奇抜に見えても実際には優れた手の可能性があったりします。
狙いが明快でない手の威力
相手を惑わせる妙手
妖しい将棋の奥義には、「相手を惑わせる妙手」と呼ばれる、盤面を攪乱して相手の思考を先読みできないような手があります。この妙手は、自らの駒を意図せず動かすことで、相手の予測を崩し、戦略的な混乱をもたらします。
たとえば、「角切り」は、自陣の角をわざと相手の駒に取らせた後、相手にその駒を返して混乱させる手です。相手は駒を取り返すことで優位に立っていると思い込みますが、それが実は餌だったことに気づきません。また、「捨て駒」は、自らの駒を犠牲にして、相手の駒を取ったり、相手の進路を妨害したりする手です。これにより、相手は自らの駒の損失に惑わされ、その後の展開を読むことが難しくなります。
妥当と緩手の境界線
妖しい将棋の奥義、「妥当と緩手の境界線」
将棋においては、妥当な一手と緩手との境界線は曖昧模糊としています。表面的には妥当に見える一手でも、局面を深く検討すると実は致命的なミスであったということが少なくありません。この境界線を正確に判断することは、将棋の理解を深め、より強い棋士になるための重要な要素となります。
妥当な一手とは、その局面における盤上の状況を考慮して、合理的に判断された手です。緩手とは、一見妥当に見えますが、より深い検討によってより良い選択肢があることが判明した手のことです。妥当な一手と緩手の境界線は、局面の複雑さや局面における駒の価値、駒の有利不利などの様々な要因によって変化します。