将棋の妙技『凧金』の活用法
将棋と囲碁が大好き
先生、『凧金』ってなにですか?
将棋と囲碁が大好き
凧金は、将棋の戦術で、角の利きを利用して金が盤の中へ繰り出していく戦いですよ。
将棋と囲碁が大好き
角の利きを使うんですね。対ひねり飛車戦で使用されるって聞きましたが、どういう意味ですか?
将棋と囲碁が大好き
ひねり飛車戦とは、飛車を斜めに動かして攻める戦法で、対ひねり飛車戦では、お互いにこの戦法を採用しているんです。凧金はこの戦法でよく使われる戦い方なんですよ。
凧金とは。
「凧金」は、角の動きを生かして、金駒を盤の中央に繰り出す将棋の戦法です。主に、相手が「ひねり飛車」を採用しているときに用いられます。
対ひねり飛車戦における凧金のメリット
対ひねり飛車戦において、「凧金」という妙技が非常に有効です。ひねり飛車側の飛車が3筋に張りついた際、凧金によって3六の銀を跳ねることができます。これにより、飛車を同筋に成り込むのを防ぎ、ひねり飛車の攻めを緩和できます。さらに、凧金は4筋を制圧するため、ひねり飛車側が4六に駒を打つことを牽制することも可能です。
凧金に有効な対策
凧金への有効な対策については、以下のような戦略が挙げられます。
* -桂馬の活用- 桂馬を9六または7六に配置することで、凧金の形成を妨げ、駒得を狙えます。
* -角を金に交換する- 敵の金が凧金となる前に、角と交換することで、駒損を防ぎます。
* -歩の活用- 歩を6六や7七に配置することで、凧金の斜めへの進路を遮断できます。
* -飛車の打ちこみ- 飛車を6五や7四に打ち込むことで、凧金の横への進路を封じ、敵の駒の働きを制限できます。
* -居玉にする- 玉を動かさないことで、凧金の攻めを誘導し、相手が不利な位置に駒を配置するのを防ぎます。
凧金を先手で仕掛けた際の戦略
先手が凧金を仕掛けた場合、重要な戦略がいくつかあります。まず、相手が凧金を引き込まないように、できるだけ早く攻撃を仕掛けることが大切です。そのためには、飛車先を進めて金を牽制したり、桂馬を活用して角や銀を追い払ったりします。また、相手の歩を交換することで、金が動くスペースを制限することもできます。さらに、先手が凧金を仕掛けた後は、飛車を活用して相手の玉を攻めることも効果的です。相手の玉が中央にある場合、飛車が一気に詰め寄れる可能性があります。