将棋の早仕掛けと対振り飛車急戦
将棋と囲碁が大好き
先生、『早仕掛け』という言葉の意味を教えてください。
将棋と囲碁が大好き
早仕掛けとは、早めに対抗策を講じる戦略のことです。特に早仕掛け穴熊や早仕掛け向かい飛車などの戦法で使われます。
将棋と囲碁が大好き
対抗策を講じるということは、相手の攻めに対して早く対応するということですか?
将棋と囲碁が大好き
その通りです。素早く対処することで、相手の攻めを封じ込めることができます。相手を驚かしたり、意表をついたりする意味もあります。
早仕掛けとは。
将棋用語の「早仕掛け」とは、急戦や奇襲戦法で早く仕掛けを行うことを指します。特に、振り飛車に対して居飛車が船囲いで攻める3五歩早仕掛けや4五歩早仕掛けが有名です。
3五歩早仕掛け
3五歩早仕掛けは、将棋の定跡で、先手が3五歩と早々に歩を突くことで始まる戦法です。振り飛車に対して有効で、急戦を目指すことができます。この仕掛けは、相手の駒の動きを制限し、自陣の駒を活発にすることができます。
3五歩早仕掛けには、対抗型と矢倉型の2つの主な戦型があります。対抗型は、後手が3四歩と応じて駒組みを争う戦型です。矢倉型は、後手が3三歩と応じて矢倉囲いを築く戦型です。どちらの戦型も、互いに攻め合いと受け合いを繰り広げながら、優位性を争うことになります。
3五歩早仕掛けは、相手を早め早めに攻撃できることが最大の利点です。しかし、仕掛けが早すぎるため、自陣の弱点をさらすリスクもあります。また、後手が適切に受けると、逆に不利になる可能性があります。
舟囲い居飛車急戦
舟囲い居飛車急戦は、将棋における早仕掛け戦法の一つだ。居飛車側が居玉に舟囲いを組み、玉の安全性を確保した上で急戦を仕掛けに行く戦法である。舟囲いの特徴は、玉を囲う駒が飛車と桂馬の二枚であるため、囲いが小さく受けが薄くなりがちである。しかし、一方で固さもあり、相手の攻撃を受け流すことができるという利点もある。この戦法は、相手の振り飛車急戦に対して有効で、相手の穴熊囲いや美濃囲いを攻め落とすことを狙う。居飛車側としては、相手玉に接近しての早い攻めを狙う必要があるため、攻め駒の効率的な運用が重要となる。
相振飛車急戦
相振飛車の急戦とは、お互いが振り飛車(角を自陣の一番端に引いた陣形)で、序盤から激しい駒の交換合戦を繰り広げる戦型です。この戦型は速いペースで駒が動するため、局面がめまぐるしく変化し、手がかりを見つけづらいことが特徴です。そのため、対局者は正確な判断力と洞察力が必要とされます。また、相振飛車急戦は序盤から攻撃的な展開になるため、どちらかが致命的なミスを犯さなければ、終盤まで激しい攻め合いが続くことが多いです。そのため、対局者の忍耐力や終盤力も試されます。