将棋用語『早繰り銀』とは?
将棋と囲碁が大好き
先生、『早繰り銀』という戦法について教えてください。
将棋と囲碁が大好き
『早繰り銀』は、居飛車戦法の一つで、右銀を千鳥銀のように早く敵陣に繰り出す戦法だよ。
将棋と囲碁が大好き
なるほど、先手は4筋→3筋→2筋、後手は6筋→7筋→8筋と繰り出すのですね。
将棋と囲碁が大好き
そうだね。相手の陣形を崩したり、角交換でリードを奪ったりする狙いがあるんだ。
早繰り銀とは。
「将棋の戦法に『早繰り銀』があります。居飛車戦の戦法で、右銀を千鳥銀のように早く敵陣に繰り出します。先手なら4筋から3筋、2筋へと、後手なら6筋から7筋、8筋へと進めます。」
早繰り銀のメリット
-早繰り銀のメリット-
早繰り銀には、序盤から積極的に攻めることで得られるメリットがあります。まず、先手で主導権を握りやすくなること。序盤から相手陣地に駒を繰り出すことで、相手を牽制しつつ自分のペースでゲームを進められます。
また、相手の守備を崩しやすいこともメリットです。序盤から駒を繰り出すことで、相手の防御網に隙を作り出すことができ、そこから優位に攻め込むことができます。さらに、飛車などの強力な駒の活用が容易になるという利点があります。相手陣地に駒を送り込むことで、飛車などの射程が拡大し、相手を効果的に攻撃できます。
早繰り銀のデメリット
早繰り銀のデメリットは、攻め駒が前線に出すぎてしまうことです。これにより、後続の駒が相手の駒に襲われやすくなり、逆に不利になる可能性があります。また、銀の守備力が低下するため、相手の攻撃に対して弱くなります。さらに、銀を早く繰り出した分、その後の展開に制限がかかるという欠点もあります。早繰り銀は急戦で効果的な戦法ですが、そのデメリットを理解した上で適切に用いる必要があります。
早繰り銀が有効な局面
早繰り銀が有効な局面は、いくつかの条件が整う場合に限定されます。まず、相手陣に厚みのある銀がいないことが重要です。厚みのある銀とは、周囲に複数の駒が控えていて、すぐに動けない銀のことです。このような銀があると、飛車先を素早く突破することができません。
また、相手陣の飛車が中央に位置していないことも条件になります。飛車が中央にあると、早繰り銀に対して強く牽制することができます。そのため、飛車が中央から外れていないと、早繰り銀の威力が発揮できません。
さらに、自陣の銀が相手の玉に近い位置にあることも有効です。銀が相手の玉の近くに位置していると、相手は銀を無視して飛車先を固めることができません。そのため、早繰り銀がより有効になります。
早繰り銀に対抗する対策
-早繰り銀に対抗する対策-
早繰り銀には、いくつかの対策方法があります。まず挙げられるのは、引き角戦です。これは、銀を斜め後ろに退かせて、角を繰り出す戦法です。これにより、相手の銀の働きを制限し、角で攻勢に出ることができます。
もう一つの対策は、金無双です。これは、駒を金だけで固め、相手の銀の攻撃を防ぐ戦法です。金は壁のように動きにくく、銀の攻撃をブロックするのに優れています。
また、居飛車穴熊も有効です。これは、駒を中央に固め、穴熊のように囲いを作って受ける戦法です。これにより、相手の銀の攻撃を封じ、相手の駒に食らいつくことができます。
さらに、対抗形も対策として挙げられます。これは、早繰り銀と対称的な陣形を組む戦法です。これにより、相手の銀の攻撃をバランスよく受けることができます。