将棋の鉄壁布陣『ビッグ4』とは?
将棋と囲碁が大好き
先生、『ビッグ4』っていう将棋の用語って何ですか?
将棋と囲碁が大好き
『ビッグ4』とは、金と銀を4枚使って作る、銀冠型の居飛車穴熊のことを言うよ。
将棋と囲碁が大好き
へぇ〜、金と銀で固めるんですか?
将棋と囲碁が大好き
そうなんだ。史上最強の囲いと言われているんだよ。金と銀が4枚も固まってるから、敵の駒がなかなか入れないんだ。
ビッグ4とは。
将棋の「ビッグ4」とは、「金銀四枚」を用いた、居飛車側の頑強な陣形である「銀冠穴熊」のこと。かつては「史上最強の囲い」と称されたほどだ。
ビッグ4の概要
将棋界を長年席巻している「ビッグ4」とは、藤原直哉九段、渡辺明名人、羽生善治九段、豊島将之竜王の4名のトップ棋士の総称です。彼らは超一流の棋力で長年にわたりタイトルを独占しており、将棋界の頂点に君臨しています。ビッグ4はそれぞれ異なる棋風を持ち、藤原九段の力強い攻め将棋、渡辺名人の盤石な守備力、羽生九段の芸術的な指し回し、豊島竜王の鋭い戦術眼が特徴です。
ビッグ4の強み
「ビッグ4」と呼ばれる将棋界のトップ棋士の4人組は、卓越した実力と揺るぎない戦略によって、棋界を支配し続けています。彼らの強みは、徹底した研究に基づく正確な指し回しと、相手を圧倒する攻めの鋭さです。また、創造的な戦法や、どのような局面でも落ち着いて最善の手を指す抜群の集中力が彼らの特徴です。さらには、持ち前の才能と厳しい鍛錬の賜物である優れた思考力により、複雑な局面でも冷静に対処し、勝利へと導きます。
ビッグ4の弱点
ビッグ4の弱点とは、彼らの堅固な守りの背後に潜む脆弱性に注目したものです。ビッグ4の布陣は、相手の駒の進攻を阻み、攻撃の機会を伺うことに長けています。しかし、彼らの陣形は柔軟性に欠けることがあり、相手の巧みな攻撃を受けると、対応が後手に回ることがあります。さらに、攻撃力に欠けるため、相手の攻撃をしのぎきれず、形勢を逆転されるおそれがあります。そのため、ビッグ4を攻略するには、相手の動きを予測し、柔軟に対応し、攻撃的な駒の展開を図ることが有効とされています。
ビッグ4の歴史
ビッグ4の歴史
将棋界の「ビッグ4」は、1935年に東京日日新聞(現在の毎日新聞)の記者たちが考案したという。戦前の将棋界において、圧倒的な強さを誇っていた木村義雄、大山康晴、升田幸三、塚田正夫の4人の棋士を指していた。この4人は、当時行われていた棋聖戦や名人戦といったタイトル戦を独占しており、将棋界を席巻していた。
戦後になると、ビッグ4の強さは依然として健在で、依然としてタイトル戦を席巻し続けた。しかし、1960年代に入ると、中原誠や内藤國雄などの新星棋士が台頭し始め、ビッグ4の独占体制も崩れ始めた。それでも、1970年代までビッグ4の4人は将棋界の頂点に立ち続け、後進の棋士たちに大きな影響を与えた。
ビッグ4を使用した著名な棋士
将棋界において、「ビッグ4」と呼ばれる鉄壁の布陣が存在する。この布陣は、横歩取りの5筋に飛車を打ち込む「ゴキゲン中飛車」、角道を開けて金を寄せる「角交換振り飛車」、相手陣に銀を打ち込む「早繰り銀」、美濃囲いを築き、銀を繰り出す「新・居飛車穴熊」という4つの戦型からなる。
「ビッグ4」を用いた著名な棋士としては、羽生善治九段や渡辺明名人が挙げられる。羽生九段は「ゴキゲン中飛車」や「新・居飛車穴熊」を駆使し、長年トップ棋士として活躍した。渡辺名人も「早繰り銀」や「角交換振り飛車」を得意とし、タイトル獲得を積み重ねている。