将棋の用語『C級』ってなに？

将棋の用語『C級』ってなに？

C級とは？

将棋界において、「C級」とは、奨励会三段リーグの最下位のクラスを指します。奨励会三段リーグは、将棋のプロ棋士を目指す若手が参加するリーグ戦で、C級は三段リーグの6つのクラスのうち最下位にあたります。

C級に所属する棋士は、三段リーグの昇級圏内に入ることを目標にしています。昇級圏内に入ると翌シーズンから上のクラスに昇級できますが、C級で昇級できなければ奨励会から退会することになります。そのため、C級は奨励会における重要な通過点であり、棋士を目指す若手にとって大きなプレッシャーがかかるクラスとなっています。

順位戦のクラスとしてのC級

順位戦のクラスとしてのC級

棋界において級位のことをクラスと表現することがありますが、順位戦ではC級というクラスが存在します。A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組というように、クラスは基本的に降格昇級におけるクラスのことですので、C級は棋士としてのクラスを表す言葉となります。順位戦のC級は、原則としてプロ入りして6年未満の新人棋士が所属するクラスとなりますが、４組から昇級した者もC級2組からスタートすることになります。C級はあくまでクラスのことなので、C級棋士の中には名人挑戦者経験者であったり、棋戦優勝者も存在します。クラスが低いから弱い棋士というわけではないことに留意しましょう。

C級1組との違い

C級1組との違い

C級には、C級1組からC級2組まで4つのクラスがあり、それぞれに昇降級があります。C級1組は、C級の中で最も強いクラスで、タイトル戦に出場する棋士のほとんどが所属しています。C級2組は、C級1組に次ぐ強さのクラスで、タイトル戦に出場する棋士が数名所属しています。C級3組とC級4組は、C級の中で最も弱いクラスで、タイトル戦に出場する棋士はほとんど所属していません。

C級1組とC級2組は、昇級と降級が頻繁に行われるため、クラスの入れ替わりが激しいです。一方、C級3組とC級4組は、昇級と降級がほとんど行われないため、クラスの入れ替わりがほとんどありません。

C級1組とC級2組は、タイトル戦に出場する棋士が所属しているため、注目度が高く、棋士の活躍が新聞やテレビで報道されることがあります。一方、C級3組とC級4組は、タイトル戦に出場する棋士がほとんど所属していないため、注目度が低く、棋士の活躍が新聞やテレビで報道されることはほとんどありません。

C級の棋士たち

-C級の棋士たち-

「C級」は、プロ棋士の段位の区分の一つです。C級の棋士は、奨励会からプロ入りしたばかりの若手棋士や、成績不振で他の段位から降級した経験のある棋士などが在籍しています。

C級の棋士は、順位戦や竜王戦などの大手棋戦への出場権を得るためには、予選を勝ち抜く必要があります。また、規定の成績を収めれば昇級し、B級2組やB級1組に進むことができます。一方、規定の成績を下回ると降級し、D級に落ちてしまいます。

C級の棋士たちは、プロとして活躍するために厳しい戦いを日々繰り広げています。若手棋士にとっては、実績を積み重ねて上の段位を目指す大切な時期であり、経験豊富な棋士にとっては、現役生活の延長を目指して奮闘しています。