将棋の用語『平手』とは?意味と使い方を解説

将棋の用語『平手』とは?意味と使い方を解説

将棋と囲碁が大好き

平手ってどういう意味ですか?

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平手は将棋で、お互いに駒を落とさない状態のことです。最初に40枚の駒が盤上に並んだ状態で対局を始めます。

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なるほど、ハンデがないってことですね。

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はい。ただ、正確には先手がわずかに有利なので、棋力が低い人を先手にするハンデをつけることもあります。

平手とは。

将棋では「平手」とは、対局前にどちらの側も駒を落としていない状態を指します。対局開始時には、盤上に40枚の駒がすべて配置されています。

「平手」では、両者にハンデはなく、公平な方法(振り駒など)で先手後手を決めます。ただし、実は将棋ではわずかに先手が有利とされており、棋力が低い側を必ず先手にする「ハンデ」が設けられることもあります。

プロの公式戦では現在「平手」が用いられていますが、かつては駒落ちによるタイトル戦も行われていました。

平手の意味

平手の意味

-平手の意味-

将棋における「平手」とは、駒の並びが初期配置と同じ状態で、先手が歩を2マス進める局面を指します。これは、2人のプレーヤーが公平かつ均衡した条件で対局を始めるための基本的な設定です。平手は、対局の開始時にのみ使用され、指し手によって駒の配置が変化すると、「平手」ではなくなります。

また、平手は「振り駒」の結果によって決定されます。振り駒とは、どちらのプレーヤーが先手でどちらが後手かをランダムに決める方法で、通常は歩駒を使用して行われます。振り駒の結果、歩が表(と)ならば先手、裏(うら)ならば後手が平手で対局を開始します。

平手の成り立ち

平手の成り立ち

平手の成り立ち」は、将棋の起源と深く関わっています。将棋の原型となった「象戯」では、駒の動きが制限されており、両者がほぼ対等に戦うことができました。しかし、ルールが次第に複雑化していくにつれて、先手側の有利さが際立つようになりました。そこで、先手に駒をハンデキャップさせることで、双方の勝率を均衡させるために生まれたのが「平手」です。当初は先手のみが駒を1枚少なくする「一手平手」でしたが、後に先手が2枚少なくする「二手平手」が主流となりました。

プロ棋戦における平手

プロ棋戦における平手

プロ棋戦における平手とは、プロの公式棋戦において用いられる特別なルールです。平手では、先手と後手が駒を完全に同じ状態から始めます。これは、プロ棋士の真の力を発揮させるため、そして先手や後手の有利不利を排除するために行われます。平手は、タイトル戦や順位戦など、重要な棋戦において広く採用されています。このルールにより、棋士の真の棋力が比較され、実力に応じてランキングが付けられます。また、平手は、棋士が新しい戦法や戦略を自由に試すことを可能にし、将棋のさらなる発展に貢献しています。

駒落ち戦の歴史

駒落ち戦の歴史

駒落ち戦の歴史は古く、平安時代にまで遡ります。当時は将棋が「象棋」と呼ばれていましたが、その頃から上手な者が弱い者に駒を落とす「平手」というハンデ戦が行われていました。鎌倉時代以降になると、平手が普及し、室町時代には上手な者から弱い者に駒を何枚落とすかの「駒落ち数」が確立されました。江戸時代には駒落ち戦が正式な棋戦として定められ、明治時代以降も競技将棋の重要な一形式として継承されています。

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