将棋の「後手」を徹底解説!

将棋の「後手」を徹底解説!

将棋と囲碁が大好き

先生、将棋の「後手」ってどういう意味ですか?

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後手というのは、将棋の対局で、先手に対して後で着手する方のことを指すよ。

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つまり、相手が先に駒を動かした後に、自分が駒を動かすということですか?

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その通り。後手は先手が指した手を考慮して戦略を立てる必要があるから、より戦略的な展開になることが多いんだよ。

後手とは。

将棋用語で「後手(ごて)」とは、対局開始時に先手より後で着手することです。

後手のメリットとデメリット

後手のメリットとデメリット

後手のメリット後手は先手の攻めを一度受け止めることができ、相手の動きを分析する猶予ができます。また、後手番は基本的に受け身の姿勢なので、守備を固めやすく、持久戦に持ち込むことができます。さらに、後手は先手が指した一手に対する反撃が可能なため、逆転のチャンスも訪れやすくなります。

後手のデメリット後手は先手よりも選択肢が少なく、先手が指した一手に対して受け身にならざるを得ません。また、先手が優位に立った場合、後手が巻き返すのは難しくなります。さらに、先手は後手を振り払うための積極的な手を指すことができるため、後手は常にプレッシャーを感じることになります。

後手番の戦略と戦術

後手番の戦略と戦術

後手番の戦略と戦術

後手番では、先手番に比べて駒の配置が1手遅れますが、これには独自の利点があります。まず、後手番は相手の動きを見てから自分の駒を配置できるため、相手の戦略を分析して対抗策を練ることができます。また、後手番は居飛車の飛車先を突く必要がないため、相手よりも柔軟な戦法を選択できます。

後手番の一般的な戦略としては、相手の玉を攻めにくい形にすることが挙げられます。具体的には、囲いを固めたり、駒を交換して相手の駒の動きを制限したりします。また、後手番はカウンター攻撃も得意で、相手が攻めてきた隙に自陣から攻撃を仕掛けます。

戦術的には、後手番は受けに徹することが多くあります。相手の攻撃を受け流して相手の駒を失わせ、徐々に優位に立とうという戦略です。また、後手番は駒の損得よりも、陣形を重視します。たとえ駒を犠牲にしても、相手よりも良い陣形を手に入れようとするのです。

後手番の有名な戦法

後手番の有名な戦法

将棋において、後手番を引いた場合でも有力な戦法は数多く存在しています。その中でも有名な戦法の一つが「居飛車党」です。これは、飛車を中央に置くことで安定した陣形を築き、相手の攻めをしのぐことを目指す戦法です。

もう一つの有名な戦法は「振り飛車党」です。こちらは、飛車を端に振ることで攻めを重視する戦法です。相手の陣形を崩し、一気に決め手を狙うことを狙います。

その他にも、後手番専用の戦法として「雁木」や「石田流」などがあります。これらはいずれも、後手番の特有の駒組みを活かし、相手に先手を奪われないよう工夫された戦法です。

これらの戦法を習得することで、後手番でも十分に戦えるようになります。ぜひさまざまな戦法を研究してみて、自分に合った戦法を見つけてください。

後手番が優勢な条件

後手番が優勢な条件

-後手番が優勢な条件-

将棋では、先手番が一般的に優位性があるとされていますが、条件によっては後手番が優勢になる場合もあります。

まず、居飛車穴熊と呼ばれる戦法が挙げられます。後手番は、相手の先手居飛車に対する受け陣として穴熊陣を構築します。この陣形は堅固で、先手の攻めを封じ込めることに優れています。

また、振り飛車という戦法も後手番に有利とされています。振り飛車とは、駒を盤面の端に展開する戦法で、先手側の角や飛車が活動しにくい局面を作り出すことができます。

さらに、駒落ち戦早指し将棋などの非対称的な対局棋戦では、後手番に有利な場合もあります。駒落ち戦では後手番が駒を多く持ち、早指し将棋では後手番の方が時間的に余裕があります。

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