将棋の用語『指す』の謎解き
将棋と囲碁が大好き
先生、将棋の用語『指す』について教えてください。
将棋と囲碁が大好き
指すという言葉には2つの意味があります。①盤上の自分の駒を動かす、あるいは、盤上に自分の持ち駒を打つという行為。②対局をすることです。
将棋と囲碁が大好き
なるほど。①の意味で使うときは、持ち駒を打つことも含めて『指す』というのですね。
将棋と囲碁が大好き
そうです。ただし、あえて省略せず表現すると「持ち駒限定」で「打つ」と言います。囲碁の手が「打つ」と言われることも間違いの原因になっていますが、囲碁の場合、常に盤外から碁石を持ってくるという共通点を押さえると覚えやすいかもしれませんね。
指すとは。
「将棋の手の用語」
-指す-
* 盤上の自分の駒を動かすこと
* 盤上に自分の持ち駒を置くこと
-打つ-
* 持ち駒を盤上に置くこと(「指す」には含まれる)
* 「5五に金を打つ」のように、持ち駒を置くことを強調して表現する場合に使用
将棋では、すべての「手」は「指す」と呼びます。駒を先へ「指」差して動かすイメージです。
囲碁では「打つ」と言いますが、常に盤外から碁石を置くため、この共通点を意識すると覚えやすいでしょう。
ちなみに、他のゲームの手の呼び方を挙げると、
* オセロ(リバーシ):置く・打つ
* チェス:移動する・動かす・指す・打つ
などがあります。
「将棋を打つ」という言い方は広く通じますが、厳密には「指す」が正解です。ただし、大げさに指摘するほどのことではありません。
-対局をすること-
「対局する」ことも「指す」と表現することがあります。
「打つ」との違い
将棋において、「指す」という用語が使用される一方で、「打つ」という用語も用いられます。この2つの用語の違いは、駒の動かし方によるものです。
「指す」は、駒を直線的に動かすことを指し、通常は歩兵や香車などの移動可能な駒に対して使用されます。一方、「打つ」は、駒を盤上に配置することを意味し、主に飛車や角行などの持ち駒を盤上に置く際に用いられます。つまり、駒を動かす場合は「指す」、駒を配置する場合は「打つ」という区別がされています。
囲碁との比較
囲碁との比較
将棋と囲碁は、どちらもルールが複雑で奥深いボードゲームですが、その用語には興味深い違いがあります。例えば、将棋では「駒を動かす」ことを「指す」と言いますが、囲碁では「石を置く」ことを「打つ」と表現します。
この違いは、両者のゲームの性質を反映しています。将棋は駒を敵陣に向けて移動させることが目的ですが、囲碁は盤面を石で囲むことが目的です。そのため、将棋では駒を「動かす」という表現が適切なのに対し、囲碁では石を「置く」という表現がより正確なのです。
他のボードゲームにおける用語
他のボードゲームにおける「指す」の用語他のボードゲームでは、「指す」という言葉はいくつかの異なる意味で使用されています。チェスでは、「指す」は「駒を動かす」ことを意味します。この用法は将棋の「指す」の意味に似ています。しかし、他のゲームでは、「指す」は特定の種類のゲームプレイを指すことがあります。例えば、ポーカーにおいて、「指す」は「賭ける」することを意味します。この用法は将棋の「指す」とは大きく異なります。さらに、オセロにおいて、「指す」は「駒を置く」ことを意味します。この用法は将棋の「指す」とは多少異なりますが、依然として将棋の「指す」の意味に関連しています。
「将棋を打つ」の意味
-「将棋を打つ」の意味-
将棋では、駒を指し手を決めることを「指す」と言います。この言葉は、弓矢を射るという意味の「射す」が由来です。将棋の盤面は戦場を表しており、駒を動かして相手方を攻撃する様子が、弓矢を放つ行為に似ていることから、そう呼ばれるようになりました。したがって、「将棋を打つ」とは、駒を動かし、相手を攻撃することを意味しています。