将棋の「生角」とは?持ち駒との違いを解説
将棋と囲碁が大好き
先生、「生角」ってどういう意味ですか?
将棋と囲碁が大好き
「生角」とは、盤上の成っていない角のことですよ。
将棋と囲碁が大好き
持ち駒状態の角(持ち角)や馬に対していうんですよね。
将棋と囲碁が大好き
そうです、成駒(香→桂馬、桂馬→銀将、銀将→金将)に対して、成らない駒のことを言います
生角とは。
将棋用語の生角とは、盤上にまだ成っていない角駒のことです。持ち駒状態の角駒(持ち角)や、成駒である馬に対して使われます。
生角とは?
生角とは、将棋の駒のうちで、角行がまだ盤上に出ていない状態のことです。角行は、斜めに何マスでも動ける強力な駒なので、序盤から中盤にかけては特に重要な駒です。
生角の状態で角行を動かす際には、まず角行を盤上の任意の位置に置きます。角行を置く場所は、相手の駒を攻撃できる位置や、自分の駒を守る位置などを考慮して決める必要があります。角行を置いたら、通常の角行と同じように斜めに何マスでも動かすことができます。
生角は、持ち駒とは異なります。持ち駒とは、自分の駒が取られたときに盤上に置くことができる駒のことです。持ち駒は、自分の駒がすべて取られた時点で、すべて盤上に置く必要があります。
生角は、持ち駒とは異なり、いつ盤上に置いても構いません。しかし、序盤から中盤にかけては、角行を早めに盤上に置いた方が有利になることが多いです。
生角と持ち角・馬との違い
将棋における生角とは、盤上にまだ置いていない角の駒のことです。対戦中に角を打つことで、生角は実戦上で使用できるようになります。
これに対して、持ち角とは、すでに盤上に置かれている角の駒を指します。両者は、 盤上の位置が異なるだけでなく、役割も異なります。生角は、通常、終盤戦で使用され、駒の昇格や玉の詰め腹など、攻撃的な役割を担います。一方、持ち角は、局面を安定させるために用いられ、守備や駒の交換といった役割を果たします。
さらに、生角とは異なる駒として馬があります。馬は、角と同じように斜め方向に移動できますが、角が1マスだけしか移動できないのに対し、馬は2マスまで連続で移動できます。この機動力の違いが、生角と馬の役割の違いにもつながっています。
生角のメリット・デメリット
将棋において「生角」とは、相手の攻撃範囲に入っていない桂馬のことを指します。生角は、基本的には桂馬が駒組みなどで最初に置かれる場所である角の位置に存在します。生角は、桂馬が相手の駒から攻撃を受けることなく自由に動けるため、序盤戦で積極的に活用されることが多いです。また、生角は、相手の駒の動きを制限したり、相手の駒を牽制したりする効果もあります。
一方で、生角は「デメリット」も存在します。桂馬は、相手の駒に隣接していないと攻撃できないため、生角では相手の駒を攻撃することができません。また、生角は、相手の駒から攻撃を受けやすい位置にあるため、相手の攻撃によって簡単に失ってしまう可能性があります。さらに、生角は、桂馬の動きを制限したり、相手の駒を牽制したりする効果もあるものの、相手の駒の動きを完全に制限することはできないため、相手の攻撃を防ぐことができない場合もあります。
生角を用いた有名な戦法
-生角を用いた有名な戦法-
生角は、持ち駒ではなく盤面に置かれている角のことを指します。この生角を活用した戦法が数多く存在します。
有名な戦法の一つが角換わりです。この戦法では、飛車先を進め、桂馬を展開した後、角を「7八」または「3二」に引き、敵陣に急襲をかけます。生角の自由度が高く、機動力のある戦法です。
もう一つの有名な戦法が角交換振り飛車です。この戦法では、相手の角と自陣の角を交換し、その後「5五」の地点に飛車を振ります。生角が裏側に配置されることで、守りの要となり、攻撃的な飛車と連携して敵陣を攻め込みます。
そのほかにも、角交換四間飛車や腰掛け銀など、生角を有効活用した戦法が数多くあります。生角の機動性を活かすことで、多彩な攻め筋を生み出すことができます。
生角の活用法
生角とは、角の駒を盤上に置かず、持ち駒として持っている状態のことです。生角の主な活用法は、以下の4つです。
1. -桂馬の逃げ道を確保する-
桂馬は、他の駒と違って後ろに動くことができません。そのため、相手の駒に追いかけられると、逃げ道がなくなってしまいます。しかし、生角を持っていると、桂馬の逃げ道を確保することができます。
例えば、相手が桂馬でこちらの桂馬を追いかけてきた場合、生角を桂馬の前に打つことで、桂馬の逃げ道を作ることができます。
2. -相手の駒の動きを制限する-
生角は、相手の駒の動きを制限することもできます。
例えば、相手が角を打ってきた場合、生角を角の隣に打つことで、相手の角の動きを制限することができます。
また、生角を相手の駒の近くに打つことで、相手の駒の動きを制限することもできます。
3. -攻めの駒を交換する-
生角は、攻めの駒を交換する際にも活用することができます。
例えば、相手が桂馬で攻めてきた場合、生角を桂馬の前に打つことで、桂馬を交換することができます。
また、生角で相手の駒を捕まえることもできます。
4. -終盤の戦いで活用する-
終盤の戦いでは、持ち駒が重要な役割を果たします。
生角は、終盤の戦いで相手の駒を捕まえたり、詰みを決めたりする際にも活用することができます。
生角は、うまく活用することで、将棋の戦いを有利に進めることができます。