将棋の用語「一手すき」について

将棋の用語「一手すき」について

将棋と囲碁が大好き

「一手すき」って言葉は将棋でよく聞くんですけど、どういう意味ですか?

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「一手すき」とは、「詰めろ」と同義の将棋用語です。

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「詰めろ」ってことは、1手指すと相手は詰んでしまうんですよね?

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その通りです。そして、1手指すと「詰めろ」になる局面は「二手すき」、以下同様に「n手すき」といいます。

一手すきとは。

将棋用語では、「一手すき」は「詰めろ」という意味と同じです。次の一手で詰めろになる局面を「二手すき」、同様に「n手すき」と呼びます。

詰めろとの関係

詰めろとの関係

一手すき詰むことと密接に関係しています。詰めろとは、相手の王手が継続して回避できず、詰みに至る状況のことです。

一手すきがあると、相手は王手に対して、より自由な応手を指すことができます。そのため、詰めろが成立しにくくなり、詰みを回避する可能性が高くなります。逆に言えば、一手すきがないと、相手の応手が制限され、詰めろの成立が容易になります。

したがって、一手すきは詰めろの成立に大きな影響を与え、一手すきがあるかどうかによって、詰みの展開が大きく左右されるのです。

二手すき、三手すき

二手すき、三手すき

一手すきを超えた二手すき、三手すきとは、より高度な技術を要する用語です。一手すきは相手の石を直接攻撃するのに対し、二手すき、三手すきは相手の石に間接的な脅威を与えることで、相手の動きを制限します。

二手すきとは、相手の一手を誘導し、その結果として相手の石を別の石で攻撃する手筋のことです。三手すきはさらに複雑で、相手が連続して2手動くことを誘導し、その後に相手の石を攻める手法です。

二手すき、三手すきは、相手の意図を読み、先を見据えた戦略的な思考を必要とします。これらの技は、経験豊富な棋士が用いる高度な戦術であり、対局に大きな影響を与えることができます。

実戦例

実戦例

実戦例

一手すきが発生する実戦例は数多く存在します。例えば、飛車の角打ちを防ぐために角を逃がした結果、相手が一手すきの駒を取ることができた場合です。また、歩を突いて駒を攻めたが、相手はそれを無視して自陣の駒を動かし、そのまま一手すきを作ってしまうこともあります。一手すきは、攻めや受けにおいて判断を誤ると発生しやすいので、対局中は常に相手の一手すきの可能性を考慮しておかなければなりません。

まとめ

まとめ

まとめ

将棋の用語「一手すき」は、相手の無駄な着手や時間消費を指します。相手が考え込んでいる間や、有利な局面で引き分けを望む場合などに使用されます。一手すきを活用することで、時間的な優位性や心理的効果を得ることができ、ゲームを有利に進めることができます。ただし、時間切れや詰みの危険性がない限られた状況でのみ使用すべきです。

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