将棋の「速い」とは?詰み、必至、王手のスピード早見表
将棋と囲碁が大好き
先生、『速い』という将棋の用語について教えてください。
将棋と囲碁が大好き
『速い』とは、詰めろや必至、王手などがかかるまでの手数が少ない様子を表す用語だよ。
将棋と囲碁が大好き
つまり、相手の王様をすぐに詰めたり、逃れられない状況に追い込む手のことですか?
将棋と囲碁が大好き
その通り。少ない手数で優位に立てたり、勝利を収めたりできる可能性が高いんだ。
速いとは。
将棋の「速い」とは、詰めろ、必至、王手などがかかり始めるまでの手数が少ない状態を指します。
詰めろのスピード
詰めろのスピードとは、詰みの一手で対戦相手の玉に詰みをかけるまでの手数のことを指します。詰みまでにかかる手数が少ないほど、詰将棋の問題としては難しくなり、棋士のスキルも試されます。一般的な詰めろのスピードは次の通りです。
* -1手詰み- 対戦相手の玉を1手で詰ませる。最も簡単な詰めろです。
* -2手詰み- 2手で対戦相手の玉を詰ませる。初心者向けの詰めろです。
* -3手詰み- 3手で対戦相手の玉を詰ませる。中級者向けの詰めろです。
* -4手詰み以降- 4手以上かけて対戦相手の玉を詰ませる。上級者向けの詰めろです。
必至のスピード
-必至のスピード-
将棋において、「必至」とは、相手玉将が次の1手で詰む状態のことです。必至のスピードは、王将に逃げ道がなく、相手側の駒が詰めろをかけている状況の速さによって決まります。一般的に、将棋では必至まで2手以内が最も速いとされています。
例えば、歩で王将を取ることが必至であれば、それは「1手必至」となります。一方、桂馬で王将を取ることで必至になる場合は「2手必至」と呼ばれます。これらの場合、ひとつの駒だけで必至に至っているため、「単独必至」と呼ばれます。
また、複数の駒が連携して必至に至る場合には、「連繋必至」と呼ばれます。例えば、相手の駒が王将を詰めている場合に、別の駒がその詰めている駒を取ることで必至になるといった状況です。連繋必至は、単独必至よりもスピードが遅くなりますが、より複雑な攻めになります。
王手のスピード
-王手のスピード-
将棋における王手とは、相手の玉将を自らの駒で脅かす局面のことです。王手は即座に解除する必要があります。さもなければ、玉将は「詰み」となり、ゲームは終了してしまいます。王手には、さまざまな種類があります。
最も一般的な王手は、「直王手」です。これは、相手の玉将に直接的に王手を掛けることを指します。直王手の場合は、玉将は即座に動かなければなりません。そうでなければ、詰みに陥ってしまいます。
また、「間王手」というものもあります。これは、相手の玉将に弱い駒を挟んで王手を掛けることを指します。間王手の場合は、玉将は弱い駒を移動させるか、代わりに自らの駒を移動させなければなりません。
王手は将棋における最も重要な局面であり、プレイヤーは常に王手の可能性を意識する必要があります。王手のスピードを理解することで、迫り来る脅威に迅速に対応し、勝利に近づけることができます。
「速い」を制して有利に戦おう
将棋において「速い」というのは、対局のテンポや駒の動きを表します。相手の王様を早く詰ませる(王手をかけて逃げ道を塞いで勝利する)、相手を必至(避けられない一手詰み状態)に追い込む、または王手(相手の王様を敵の駒の利きにさらす)を早くかけることが「速い」と表現されます。
対戦相手が獲得ポイントを先に奪っていくと、不利な立場に追いやられてしまいます。したがって、「速い」手を制して有利な展開を図り、対局を優位に運ぶことが重要です。この「速さ」は、戦局を予測し、すばやく正確な判断を下すことが求められます。