将棋の「筋違い角」とは?特徴と戦法
将棋と囲碁が大好き
「筋違い角」について教えてください。
将棋と囲碁が大好き
筋違い角とは、初期位置の斜めから移動した結果、いくら進んでも初期位置に戻れない位置にいる角のことよ。または、序盤で角を交換して、先手なら4五、後手なら6五に角を打つ戦法のことでもあるわ。
将棋と囲碁が大好き
なぜ初期位置に戻れないんですか?
将棋と囲碁が大好き
初期位置から斜めに移動すると、同じ色の駒が隣にいるため、角が動けるのはその方向だけになってしまうからよ。また、筋違い角は少し働きが劣るとされているけど、序盤でいきなり角を交換する戦法では、難しい変化も多いわ。
筋違い角とは。
筋違い角とは、角を動かしたとしても、ずっと盤上の端っこ(8八か2二)に戻れない位置にある角のことです。もしくは、序盤に角を交換して、先手なら4五、後手なら6五に角を打つ戦法を指します。筋違い角は、元の位置から動かせる角よりも若干使いづらいとされますが、不慣れな相手には予想外の変化も多いですね。
筋違い角の特徴
筋違い角の特徴
筋違い角は、盤の対角線上の駒から成らず、斜め1マス離れた位置にある角駒です。斜め前にしか動けないため、その機動性は対角線上の角駒に劣ります。しかし、その特性から、相手の駒に接近することが容易で、すぐに攻撃を仕掛けられます。また、筋違い角は、相手の歩や駒を飛び越えて移動することができるため、敵陣深くまで侵入することもできます。そのため、筋違い角は、攻撃的な戦法に適しており、相手にプレッシャーを与えることができます。
筋違い角の戦法
-筋違い角の戦法-
筋違い角は、序盤から▲6八角~△59角と角を交換させ、その後に△68角~▲57角と角を交換する戦法です。これによって、相手の角を自陣に引き込み、居飛車側の角行の効きを限定することができます。
筋違い角の戦法では、居飛車側は角交換により駒損になりますが、相手の角行の効きの制限、居飛車側の銀や桂の機動性の向上などのメリットがあります。また、奇襲的効果を狙って、居飛車側が▲5七角~△48角と突貫し、相手の守備を崩すこともあります。
筋違い角の戦法は、振飛車側が角交換を拒否した場合、居飛車側は角換わりなど他の戦法に転換することが多いです。一方、角交換に応じた場合は、鋭い攻め合いが展開されることが多いです。
筋違い角の利点
筋違い角の利点とは、他の駒に遮られることなく、敵陣に自由自在に侵入できることです。その利点は大きく3つあります。まず、敵王将を直接狙えるので、一気に詰みまで追い込める可能性が高まります。次に、相手の駒を牽制し、動きを制限できます。これにより、自駒の展開がスムーズになり、優勢に試合を進められます。最後に、相手の防御網を崩し、攻め込む足がかりを作れます。筋違い角は、将棋において非常に強力な攻め駒として重宝され、多くの対局で活躍しています。
筋違い角の弱点
筋違い角の弱点
筋違い角は攻撃力に優れている反面、弱点もあります。それは、駒の利きが少ないことです。筋違い角は相手の駒を斜めに攻撃できますが、縦横方向に利きがありません。そのため、相手の歩や桂馬に簡単に取られてしまったり、敵陣に侵入しづらかったりします。また、筋違い角は桂馬に弱いという特徴もあります。桂馬は筋違い角と異なる斜めに跳ぶことができるため、筋違い角の利き目を軽減したり、攻撃したりすることができます。