囲碁の妙手「大高目」とは?

囲碁の妙手「大高目」とは?

将棋と囲碁が大好き

先生、「大高目」ってなんですか?

将棋と囲碁が大好き

囲碁の用語で、高目より一路高く打つ形のことだよ

将棋と囲碁が大好き

高目より一路だけ高く打つんですね。現代では誰が好んで使うんですか?

将棋と囲碁が大好き

白江治彦七段が好んで使っているよ

大高目とは。

囲碁の「大高目」とは、高目よりも一段高い位置に打つ一手です。大正時代の新しい布石の時代によく使われていました。現在は、白江治彦七段が好んで使っています。

大高目の歴史

大高目の歴史

-大高目の歴史-

囲碁における妙手として名高い「大高目」は、長い歴史を持つ戦法です。その起源は、囲碁の発祥の地である中国の古代まで遡ることができ、当初は「目外し」と呼ばれていました。高位の石を相手の陣地に打ち込み、相手の石を封殺するというもので、非常に攻撃的な戦法でした。

その後、宋代に「打ち込み」という戦法が開発され、大高目が発展しました。打ち込みは、相手の陣地を突破して石を打ち込む戦法で、大高目を組み合わせることで、より強力な攻撃力を発揮できるようになりました。

明代になると、「追い込み」という戦法が登場しました。追い込みは、相手の石を追いかけて封殺する戦法で、大高目を組み合わせて相手の石を完全に封殺することが可能になりました。これらの戦法の融合により、大高目はさらに洗練され、囲碁における必殺技として恐れられるようになりました。

大高目の特徴

大高目の特徴

大高目の特徴とは、以下の点を指します。

* -大きな隅を取る- 大高目は、たいてい盤面の中心から遠い隅に打たれ、大きな隅を確保する狙いがあります。
* -安定性- 角に強く張り付いた形なので、相手の石を寄せ付けにくく、安定した地盘を形成できます。
* -展開力- 角から辺に向かって展開できるため、石の効率を高め、攻撃にも守備にも活用できます。
* -均衡- 大高目の石を打った後の黒と白の均衡は、微妙に白に有利になることが多く、白が先行して有利な展開に持ち込むことができます。

大高目の狙い

大高目の狙い

大高目とは、囲碁の戦術の一つであり、黒や白のどちらか一方の石が、盤の中央から離れた辺から2線または3線目に打つ手のことです。この手段の狙いは、相手の石を分断し、自分の陣地を拡大することです。

大高目は、相手の厚みを分断したり、弱い石を攻撃したり、あるいは目を作るための手段として用いられます。また、相手の石を分断することで、自分の石を連結したり、形勢を有利にすることもできます。

大高目を使う棋士

大高目を使う棋士

大高目を使いこなす棋士は、囲碁界において卓越した才能を誇っています。彼らは、この独特な技法を駆使し、盤面を優位に展開して勝利への道を切り開きます。

著名な大高目使いとして知られる棋士の一人が、井山裕太九段です。彼はこの技法を巧みに使い、見事なまでの勝利を収めてきました。また、芝野虎丸九段も大高目を得意とし、その鋭い読みと正確な判断力で対戦相手を圧倒しています。さらに、卞相壹九段は、大高目の応用範囲を拡大し、新しい戦法を次々と生み出すことで知られています。

タイトルとURLをコピーしました