囲碁用語『ハイコミ』を徹底解説！

囲碁用語『ハイコミ』を徹底解説！

ハイコミとは？

囲碁の用語解説シリーズ、今回は「ハイコミ」について迫ります。「ハイコミ」は、漢字で「拝込み」と書き、主に序盤で相手の隅から2目飛び出した点に石を打つ手を指します。この手の狙いは、相手の一線を分離し、自陣への侵入路を確保することです。相手が「ハイコミ」を受けない場合、自陣を狭くされてしまい、不利な局面へと追い込まれます。また、「ハイコミ」は相手の一線をへし折る意味合いがあり、囲碁における「攻め」の基本的な手法の一つとされています。

ハイコミの効果

ハイコミの効果は、その特定の位置への防御強化に現れます。ハイコミによって、相手にその場所を直接攻撃したり、間接的に利用したりすることが難しくなります。さらに、ハイコミは領土の拡大にも貢献します。囲碁では、自分とつながっている石が多いほど、その領土が大きくなります。ハイコミは隣接する石とつながりを作り、勢力を拡大することができます。つまり、ハイコミは防御力と領土の拡大という2つの効果を併せ持ち、囲碁の戦略において重要な役割を果たしています。

ハイコミの狙い

ハイコミの狙いとは、囲碁の基本的な戦術の一つで、相手の石の自由度を制限し、最終的には制圧することを目指します。この戦術では、相手の石の隙間に石を置いて囲い、相手の移動や展開を妨げます。ハイコミによって、相手の石を弱体化させ、自分にとって有利な形勢を作り出すことができます。また、ハイコミが成功すれば、相手の石の捕獲や制圧の可能性も高くなります。

ハイコミのテクニック

囲碁のテクニックにおいて、ハイコミは重要な概念です。これは、自分の石が相手に取られそうになった後、その石を別の石で挟んで活かすという手筋です。ハイコミには、以下の2つの目的があります。

* 相手の石を奪取するのを防ぐ
* 自分の石の勢力を拡大する

ハイコミのテクニックは、以下のような種類があります。

* ケイコミ 相手の石の上に自分の石を置いて挟む。
* キリコミ 相手の石の脇に自分の石を置いて挟む。
* 外コミ 相手の石の周囲に自分の石を置いて挟む。

ハイコミを効果的に行うには、相手の石の動きを予測し、タイミング良く自分の石を置く必要があります。また、相手の石が強すぎないことや、ハイコミ後に自分の石が弱いにならないようにすることも重要です。

ハイコミの応用

-ハイコミの応用-

ハイコミは、「待った」をかけられる点で応用範囲が広く、さまざまな局面で活用できます。たとえば、相手の石を「虎口」（敵の石に隣接する弱い石）に追い込むことで、ハイコミを仕掛けて敵石を逃さず捕獲することができます。また、「ケイマ」（馬のような形をした3つの石）同士の攻防でも、ハイコミが重要な役割を果たします。ケイマ同士が向き合うと、「ケイマの角」（ケイマの接点）が弱点になるので、そこにハイコミをかければ、相手ケイマを簡単に捕らえることができます。さらに、ハイコミは「セキ」（お互いに逃げられなくなる状況）の形成にも役立ちます。相手にセキをかけ、自分の陣地を優位にすることで、勝利を確実にすることができます。