【囲碁】攻めの碁とは？攻めとしのぎの違い

【囲碁】攻めの碁とは？攻めとしのぎの違い

攻めの碁の基本的な考え方

-攻めの碁の基本的な考え方-

攻めの碁の基本は、相手の石を積極的に狙い、自分の勢力圏を拡大することです。攻め手は、相手を「しのぐ」ことを避け、常に主導権を握ろうとします。しのぐとは、相手の攻撃に対して受けるだけであり、自発的に相手の石を狙ったり、領土を拡大したりすることを指しません。

攻めの碁を打つには、相手の石が弱い部分を見つけ出す必要があります。弱い石とは、周囲に他の石が少なく、容易に取られる可能性のある石のことです。また、相手の陣地のど真ん中に攻め込むのも有効です。そうすることで、相手の石を孤立させ、取ったり、勢力を分断したりすることができます。

さらに、攻めの碁では、先手を取ることが重要です。先手を取ると、相手よりも先に手番が回ってくるため、相手の石を狙ったり、自分の勢力を拡大したりする機会が増えます。逆に、後手に回ると、相手がすでに有利な局面を作っていて、攻めにくくなります。

攻めとしのぎの碁の特徴

-攻めとしのぎの碁の特徴-

碁には「攻め」と「しのぎ」という、一見相反するような戦略があります。攻めは、相手の陣地を奪い取ったり、相手の石を殺したりして優位を得る作戦です。一方のしのぎは、攻めを耐え忍び、自分の陣地を守り抜く作戦です。

攻めを重視する碁は、積極的な布石や攻撃的な打ち回しを特徴とします。一方、しのぎを重視する碁は、堅実な布石や粘り強い受けの打ち回しを行います。攻めが急所を衝いて勝ちを狙うのに対し、しのぎは堅実に粘り、相手のミスを誘います。

攻めの碁のメリットとデメリット

-攻めの碁のメリットとデメリット-

攻めの碁とは、積極的に相手の陣地や石を取って優位に立とうとするスタイルです。メリットとしては、序盤でリードを奪いやすくなります。また、相手の石を囲んで取ったり、地を狭めたりすることで、心理的プレッシャーを与えることができます。

しかし、デメリットもあります。攻めが失敗すると、逆に相手に反撃の機会を与えてしまいます。さらに、攻めに注力しすぎると、自身の陣地の防御が手薄になり、逆に攻め込まれやすくなります。また、序盤から攻めすぎて石を失うと、終盤に響いてしまう可能性があります。攻めの碁は、リスクとリターンが大きいスタイルであることを認識する必要があります。

攻めの碁を打つコツ

攻めの碁を打つ上で重要なコツがあります。まず、相手の石を攻めることです。相手の石を囲んだり、近づいたりすることで、相手を窮地に追い込んでいきます。次に、自陣の石を厚くすることが重要です。自陣の石が厚くなれば、相手の攻撃に耐えることができ、攻めの基盤を築くことができます。さらに、相手の石の自由度を奪うことも効果的です。相手の石の周囲に石を配置することで、相手の石の動きを制限し、攻めを阻害できます。最後に、常に先手を打つことを意識しましょう。攻めの碁では、常に自分から仕掛け、相手の対応を待ちます。先手を打つことで、相手よりも有利な局面を作り出すことができます。