囲碁用語「天下コウ」の徹底解説
将棋と囲碁が大好き
先生、「天下コウ」について教えてください。
将棋と囲碁が大好き
天下コウとは、どこへコウ立てしても相手が抜いてきて、勝ちが決まってしまうコウのことだよ。
将棋と囲碁が大好き
ということは、相手がコウ立てしても、こちらは抜くことができますよね。
将棋と囲碁が大好き
そうだね。天下コウは、相手がコウ立てできないように解消してしまうので、「天下利かず」とも呼ばれているよ。
天下コウとは。
囲碁でいう「天下コウ」とは、勝負の行方を大きく左右するほどの重要なコウのことです。相手がどの場所へコウを打とうとしても、かまわず取ってしまうと勝ちになれるコウを指します。天下コウは、相手のコウ立てを封じて解消してしまうため、「天下利かず」とも呼ばれています。
天下コウの特徴
天下コウの特徴
天下コウは、盤面上で特定の条件を満たした際に発生する特別なコウの形です。その特徴には、以下のものがあります。
* 半永久的に持続する天下コウは、相手の石の数を増やしたり、形を崩したりすることなく、半永久的にコウの状態を維持できます。これは、コウの両側の石の配置が絶妙にバランスが取れているためです。
* 相手側の石を封鎖する天下コウは、相手側の石を封鎖し、コウの形成を妨げます。これは、コウの周囲に相手の石がないため、相手はコウを解除することができません。
* 一方的な優位性をもたらす天下コウは、盤面上で一方的な優位性をもたらします。コウを解除できない相手は、コウの周囲の石を自由に置いたり、別の場所で攻めたりすることができません。
* 稀に発生する天下コウは、すべての囲碁の対局で発生するものではありません。特定の条件が揃ったときにのみ出現する、特殊なコウの形です。
天下コウの利き
-天下コウの利き-
天下コウが持つ最大の特徴の一つが、その利きの強さです。天下コウは、コウ争いに勝利した側から見て、自分が作った石を自分の領域として確保できる状況です。コウ争いとは、相手と交互に石を置いて、相手にこのコウを取らせないようにする戦いですが、天下コウでは、コウを形成している相手側の石が、自分の領土の境界線として機能します。つまり、相手側は自分の石を返すために天下コウを突破しなければならず、これは非常に困難な作業となります。
天下コウの解消法
天下コウの解消法
天下コウを解消するには、以下の手順を踏みます。まず、コウを形成している石を取り除きます。次に、取り除いた石を自分側の別の場所に置き直します。この手順を繰り返すことで、コウを解消することができます。ただし、対戦相手がコウを形成し直した場合、再びコウの争いが発生します。そこで、相手のコウを形成し直すスペースを作らせないことが重要です。具体的には、相手の石の周りに自分の石を打つことで、コウを形成する余地をなくします。
天下コウの実戦例
天下コウの実戦例を見てみましょう。黒番が右下隅から左上隅に向かう広大な領域を獲得しましたが、白番はそれを阻止するために右上角から左下隅へコウを打ちました。両者はコウ争いを続けることになりますが、黒番は左下隅の石が切られるのを防ぐため、白番にコウの譲歩を迫ります。
しかし、白番はコウの譲歩に応じません。そこで、黒番は右下隅の領地を放棄し、天下コウを狙います。白番のコウ立てに呼応するように、黒番は右下隅にコウを打ちます。両者は再びコウ争いを始めますが、今度は黒番がコウの譲歩を拒否します。白番がコウを解消するために打てば、黒番は右下隅の領地を取り戻すことができます。これが天下コウの実戦例です。黒番は広大な領地を獲得するためにコウ争いを利用し、白番はコウの譲歩を拒否することで黒番の計画を阻止しようとしています。