囲碁の格付け「互先」の仕組み
将棋と囲碁が大好き
先生、「互先」ってどういう意味ですか?
将棋と囲碁が大好き
互先というのは、対等の条件で碁を打つことを指すよ。通常、黒番は白番に6目半のコミ(相手に与えるハンデキャップ)を支払うんだ。
将棋と囲碁が大好き
ということは、黒番の方が有利なんですか?
将棋と囲碁が大好き
そうだね。コミによって黒番は多少有利になるけど、6目半という差はそれほど大きくないので、白番も十分に戦えるよ。
互先とは。
囲碁の用語「互先」とは、双方の実力がほぼ同じという対戦のことを指します。対戦前に握り手で先手を決めてから、黒番側が白番側に6目半のコミ(持ち点)を与えるのが一般的です。
互先とは何か
囲碁の互先とは、異なる棋力の棋士が公平に戦うためのハンデキャップ制度です。棋力の高い側が、棋力の低い側に一定数の石を先に置かせ、そのハンデを付けて対局を行います。このハンデは、通常、数目(石の数)で表され、例えば「2目互先」であれば、棋力の高い側が2目先に石を置いて対局することになります。互先は、棋力差を埋めるだけでなく、よりエキサイティングな対局をもたらし、少数の石の差が勝敗を左右する展開が期待できます。
互先でのコミ
囲碁の互先での勝ち抜き戦やトーナメント戦では、「互先」と呼ばれる格付けが用いられます。互先は、双方の棋力の差を考慮して、弱い方の棋手に与えられる「置き石」の数を表しています。
互先のもう一つの重要な要素が「互先での「エ」(秒読)」です。エとは、互先を受ける側が、相手の着手してから一定時間内に着手を終えなければならない時間制限のことです。エは互先を受ける側の有利性を減らすため、また対局時間を短縮するために導入されました。エの秒数は棋戦やルールに応じて異なります。
互先の手合い
互先の手合いとは、囲碁で互角の棋力を持つ2人の棋士が対戦する場合に、互いに一手ずつ交互に与えるというハンディキャップ制度です。つまり、先手を打つ棋士は、初めから1手目の黒石を盤上に置いてから後手を打つ棋士と対戦します。
この制度は、先手が有利になるという囲碁の性質を調整するために考案されました。先手を打つ棋士は、相手の石を先手で取ることができるため、後手を打つ棋士よりも有利になります。そのため、互先の手合いでは先手の棋士にハンディキャップを与えることで、両者の実力をより平等に競えるようにするのです。
互先のメリット
-互先のメリット-
囲碁において、互先は、実力差のある対局者のハンデを調整するシステムです。このシステムにより、実力差があっても互角の勝負を繰り広げることが可能になります。
互先のメリットは、以下のような点にあります。
* -実力差の調整-実力差がある場合、ハンデを付けることで、より実力に近い対戦ができます。
* -公平性の確保-互先によって、実力差による有利不利が軽減され、公平な対戦が実現します。
* -上達の促進-実力差のある相手と対戦することで、実力向上の刺激を受けたり、新たな戦法を学んだりすることができます。
* -楽しみの増大-実力が近い相手と対戦することで、より緊迫したスリリングな勝負を楽しむことができます。
このように、互先は、実力差がある対局者でも互角の勝負を楽しんだり、上達を促進したりするのに役立つシステムなのです。
互先の注意点
互先の注意点
互先を実施する際には、以下のことに注意が必要です。まず、互先の約束は対局前に必ず行う必要があります。対局中に互先を申し出ても、相手が同意しない限り有効ではありません。また、互先を申し出た側は、相手より先に石を打つことはできないという点も重要です。ただし、相手がパスした場合には、互先を申し出た側が先に打つことができます。さらに、互先は効果が永続的であることに留意してください。つまり、一度互先を適用すると、対局の終了時まで続きます。そのため、序盤で互先を適用すると、終盤まで影響が及ぶ可能性があります。