囲碁用語「趣向」とは?特殊な戦法を解説
将棋と囲碁が大好き
「囲碁の用語「趣向」について教えてください。
将棋と囲碁が大好き
趣向とは、囲碁の布石段階で用いられる特別な作戦のことです。工夫を凝らした独特の着点や定石から外れた手など、相手を驚かせたりリードを奪ったりすることを目的としています。
将棋と囲碁が大好き
工夫を凝らした着点や定石から外れた手ですか。
将棋と囲碁が大好き
ええ。例えば、相手の石を囲むように打つ「コウ」や、わざと自分の石を犠牲にして相手の石を誘き出す「ハネ」などが趣向の一種です。相手の意表を突く発想力と strategic な思考が求められます。
趣向とは。
囲碁における趣向とは、序盤(布石)における独特な戦略や巧妙な仕掛けのことです。
趣向の種類
趣向の種類
囲碁にはさまざまな趣向があり、それぞれ独自のルールや戦法があります。代表的な趣向を以下に紹介します。
* -互先(ごせん)-どちらのプレイヤーも黒を持たない同色の対局。
* -置碁(おきご)-ハンデをつける対局で、先手側が指定された数の石を碁盤に置きます。
* -連碁(れんご)-複数のプレイヤーが順番に黒と白の石を交互に打っていく対局。
* -星取(ほしどり)-星(碁盤の交点)を巡って争う対局。
* -連絡碁(れんらくご)-石をつないでいくことを重視した対局。
* -大場(おおば)-碁盤の大きな空間を確保することを目指す対局。
* -小目(こもく)-碁盤の隅を制圧することを重視した対局。
趣向の目的
趣向とは、囲碁において、通常とは異なる特殊な戦法のことです。その目的は、主に3つあります。
一つ目は、相手の誤算を誘い出すことです。趣向を仕掛けることで、相手が予想外の展開に翻弄され、不利な局面に追い込まれます。
二つ目は、局面のバランスを崩すことです。通常の手順から外れることで、盤面の均衡が崩れ、相手が対応しづらくなります。
三つ目は、相手の思考時間を増やすことです。趣向は非定型な手が多い ため、相手が最善手を考えるのに時間を要します。この時間差を、こちらが有利に展開につなげることができます。
有名な趣向
囲碁の「趣向」とは、特殊な戦法や手筋のことです。趣向は、攻めや守り、石の価値を左右するなど、棋士の創意工夫が凝らされた戦術です。
囲碁の歴史の中で、数多くの有名な趣向が生まれました。例えば、「妙手」と呼ばれる「大斜定石」は、隅に置かれた石を活躍させる戦法。また、「コウ」は、2つの石が交互に取られ合うことで、どちらかが先に手を出さないと勝てない膠着状態を作り出す戦術です。他にも、「隅の金」や「中央の星」など、盤面上の特定の位置における特殊な戦法が趣向として知られています。
趣向の活用法
趣向の活用法
趣向は、囲碁において特殊な戦法を指します。一般的な布石や定石とは異なり、相手の予想を裏切る独創的な展開を狙うことで戦況を有利に進めようとします。趣向は、初、中級者が上級者に勝つために用いられることも少なくありません。
趣向を活用するには、相手の考えや狙いを洞察し、それを逆手に取る必要があります。大胆さと柔軟性が求められ、反射神経が鈍ると対応が遅れてしまうため、日頃の鍛錬が不可欠です。
また、趣向は通用する場面が限られているため、適切なタイミングを見極めることも重要です。例えば、序盤で過度に趣向に凝りすぎると、基礎的な力が不足して逆効果になってしまうことがあります。