人間将棋とは?ルールや見どころなどを詳しく解説
人間将棋の歴史と由来
人間将棋は、平安時代から続く伝統的な将棋です。起源は、1059年に京都の宇治平等院で行われた「大奇観流鏑馬」と呼ばれる流鏑馬大会にさかのぼります。この大会では、馬に乗った射手たちが、木の板で作られた駒に扮する人々を射抜きました。この人々は「流鏑馬駒」と呼ばれ、現在の「人間将棋」の原型となりました。
人間将棋は、江戸時代末期に盛んになり、明治以降も神社やお寺を中心に開催されてきました。現在では、静岡県・浜松市にある「遠州灘海浜公園」で毎年5月に開催される「浜松まつり」が、最大規模の人間将棋を実施しています。この大会には、約300人が駒として参加し、約7000人の観衆が訪れます。